1円玉は御遠慮ください
そんな立て看板があるらしい
なにかというと…
神社のお賽銭
1円玉は銀行の手数料が
1円を超えてくるらしい。
100枚の預け入れで100円以上
かかるってことだよね。
1円玉で100円収入になっても、
手数料が200円だったらお賽銭がマイナス
収入って書くのは不敬かもしれないが、
分かりやすくしたいのでご勘弁。
お賽銭を神様の収入ととらえると、
1回あたりのお賽銭は企業でいえば
販売単価(P)ということだろう。
お賽銭をもらうのに変動費(V)は
かからないだろうから、粗利益単価(M)は
販売単価(P)と同じになる。
しかし現代では銀行に預け入れないと
何かと使いにくい。そこでお賽銭を
銀行に預け入れるわけだが、その手数料は
固定費(F)と言えるだろう。
お賽銭を入れてくれる人の数が
企業でいえば販売数量(Q)
ということで、一人一人が1円お賽銭して
100人がお賽銭したとしよう。
銀行手数料は110円と仮定しようか。
P(=M):1円 Q:100人 F:110円
利益はこう計算できる。
MQ(M×Q)=100円
MQ-F=100円-110円=▲10円
MQ(粗利益)ーFが利益(G)だ。
つまり…
神様のGがマイナス
いわゆる赤字だ。
これを防ぐためには
Q(お賽銭入れる人数)を増やす
いや、1円玉ばかりだと手数料も増える…
Fを減らす
どこかの神社のように銀行ではなく
神社で小銭両替できるようにするという
手もあるかもしれない。でも手間がかかる。
そうすると残るのは
P(お賽銭の額)のアップだ。
ということで、
「1円玉は御遠慮ください」
なのだろう
神社はお賽銭だけが収入ではない。
お守り販売の収入とかね。
だけどこうやって部門ごとに
利益を出して考えてみないと
P(お賽銭の額)アップをしようという
考えにはならないだろう。
まずはなんらかの単位、
部門だったり、商品ごとだったりで
知ることが重要
まずは「知る」そこから始めましょう。
だけど注意
部門ごとの利益を出すときに
「本社経費」を下手に負担させないでね。
部門だけで出てきた経費だけ
引いて判断しましょう
キチンとした基準で
「知る」
を始めましょうね
最後まで読んでくれてありがとう
vol.1881
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