vol.835
楽天大ピンチ!
…という記事の見出しがあり、
つい読んでしまった。
楽天が大ピンチ…? ここへきて「赤字転落」で懸念される「ヤバいシナリオ」
やっぱり携帯事業が大赤字のようだ。
半年で824億円のセグメント損失を記録している。
全体的にもセグメントの合計損失は500億円
いや~大きい金額だ
ただ、何度もブログで書いているが、
会社は赤字では倒産しない。
資金があれば倒産することはないが、
楽天はどうだろうか
楽天の財政状態計算書を見ると…
2兆円以上の現預金を保有している
しかも、この半年で営業CF(営業活動の現金増減)で
5千億円以上も増加している
こりゃ安心…
と思いきや、そういや楽天、
銀行事業もやっていた
と思ってみてみたら案の定、
銀行事業の預金が6千億円増えている
ちなみに銀行にとって、
預金は借入金だ。預金者から借りているお金。
営業CFに入っているからややこしいが、
借入金が増えたということ。
携帯事業が大赤字だからと言って、
銀行事業のキャッシュを簡単に回す
そんなわけにはいかないだろう。
だったら楽天やっぱりピンチか
と思うが携帯事業は確か、
300万人1年無料
とかキャンペーンやっていたはず。
1年通信料の収入がほぼない状態。
それは予想していたことだろう。
この赤字もある程度折り込み済み。
むしろ新型コロナで楽天トラベルなどが
全く動かないことが想定外なのだろうね。
しかし、私はやっぱり楽天は厳しいと思う。
それは、3ヶ月で100万人しか
キャンペーン利用がないから
こういうものは初めてニュースになった時が
申込のピークになるだろうと思う。
消費者の気分を盛り上がった時だ。
しかし、始まって3ヶ月で、
3分の1の100万人。
これが厳しいのでは
楽天モバイルの損益分岐点の
利用者数は700万人という記事も見た。
300万人達成しても半分にもいかない
それがこのスタートダッシュで大丈夫か
何が恐いって、楽天の携帯事業進出は…
設備投資が大きい
ということだ
基地局などを先行して整備して、
多額の資金を使い、後で回収していくモデル。
ダメだから撤退
と考えるにはあまりにも投資がでかい
本当にダメだと分かった時に、
多額資金の損切ができるのか
そこが一番心配だ
楽天モバイルは
急に書類不備で通信を遮断された
という事例も知り合いで起きている
現代でスマホが使えなくなるのは、
生活に大きな支障が出てしまいかねない。
場当たり的な対応では信頼もつかめない。
何か…
記事になっていること以外の部分で
大きな心配がある。
楽天、大丈夫かな…
まあ、きっと何か考えているよね
最後まで読んでくれてありがとう
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