vol.780
コロナ失業
これは…なんと言うべきか。
両方の気持ちが分かってしまうだけに…
コロナの影響で、
失業となってしまった人も
大勢いるのだろう
ただ、状況の厳しい企業の
経営者の気持ちも良く分かってしまう
(立場的にね)
厳しいところはコロナ前から厳しい。
人件費は毎月必ず発生する固定費だ。
雇い続けている限り給料の支払いは続く。
売上が少ない(特にコロナでは)企業は、
その支払いに苦慮している。
雇用を続ければ倒産する
そんな企業だって多いだろう
退職させられたら労働法を楯に
不当解雇と戦っている光景も良く見る。
でも、もしその会社が雇用を続けて倒産するなら
結局その人は職を失うことになる
では、どうすればいいのか。
私は社会全体でリスクを減らす
そういう方向に動くべきだと思う。
今のコロナ不況の中では
観光業や飲食業などが厳しいだろう。
でも、逆に売れている者もある。
マスクや消毒液などね。
厳しい産業から
良い産業に移りやすい。
雇用の流動性があれば
それもやりやすいのではないだろうか
悪い産業を辞めて
良い産業へ移る。
これができれば、失業しても
次を見つけることが容易なら、
なんとかなる。
失業を恐れて
ダメな会社にしがみつかなければいけない
それこそ恐ろしいのではないだろうか
リスクを大きくカバーするという視点。
これは結構大事だ。
現場現場の頑張りだけ、
部分の頑張りだけでは、
耐えられないこともある。
これは企業の中でも同じだ。
例えばコンビニ。
各社が何のデータもなく、
勘だけで仕入れたらどうなるだろうか
おそらく、ある店舗は品切れ商品があり、
ある店舗は大量の在庫を抱えるだろう。
1店1店では、バラつきの
リスクが生じてしまう。
今もやっているとは思うが、
地域の本部などが商品を集め、
在庫がなくなりそうな店舗に
都度配ったらどうなるか
店舗では過剰在庫がなくなり、
品切れもなくなる
リスク(バラつき)はあるが、
これを大きく包み込むことで、
最大利益を生み出せる。
(過剰在庫少ない、品切れ少ない、そりゃ儲かるよね)
リスクを大きく包む
これは非常に大事なことだと思う。
日本の労働市場は
これができているだろうか
労働者も経営者も、
お互いがwin-winの関係になるよう、
雇用の流動化
これを進めていく必要があると思う。
リスクを現場現場、
個々の会社で受け止めるのではなく、
全体で受け止める
会社も、国も、これを考えていくべきだろう。
最後まで読んでくれてありがとう
経営をシンプルに考えられる理論
・佐藤義典先生の戦略BASiCS
・MG(マネジメントゲーム)
・TOC
この3つのシンプル経営理論を駆使し
劣等感、停滞感、焦燥感、孤独感に悩む
凡才経営者を救う!
「凡才の逆襲コンサルタント」
FSAコンサルティング株式会社
代表取締役 谷川俊太郎
ご質問等ある方は
コチラまで!