今日のランチ&夜の帝王の日 | 生臭坊主の独り言

今日のランチ&夜の帝王の日

今日は午後から半日休暇にしまして、車の修理です。約束の時間に工場へ車を持ち込みました。幸い、代車を借りることが出来ましたので、代車を運転して帰宅すると思いきや、うちの数軒さきにある、韓丼へ。今日のランチはここにしました。

韓丼なら、これしか食いません。カルビビビンバ一択。韓国料理らしい器の上にはナムルとミンチが見えますね。器の下はこれです。

ご飯とカルビ焼肉。さっきの具材をここへ入れて、コチジャンも少々入れて、匙で思いっきり混ぜる。そうです、朝鮮、韓国の食文化は混ぜることなんです。これが日本だったら、ぐちゃぐちゃ混ぜるなんて、何と下品な!ってことになるんでしょうけどね。日本は別々に食べる文化。

ちなみに中国は乗せる文化ですかね。生臭坊主が匙を使うのはここまで。郷に入っては郷に従えといいますが、生臭坊主は日本人なんで、お箸で食べることにしてます。中国の文化圏ではお箸を使う国が多いですけど、同時に匙を使うかというと、これはお国によって様々。朝鮮、韓国では今でも匙を使いますね。日本は今では使うことがないですけど、平安時代以前は韓国と同じだったと聞きます。現在でも古い神社なんかで、神様へのお食事をお供えするときは、お箸と匙を添えますからね。

匙と言えばですね、生臭坊主は韓国の時代劇が大好きでして、ずっと見ているんですけど。ファンタジーですから見ていて楽しい。歴史観を全く無視したようなストーリーとかがありますから、時々ツッコミを入れながら見てるんですが、ドラマで王様が食事をする際に用いる匙は銀で出来ているそうで、あれは毒見の為だとか。銀が毒に反応して黒く変色するからだそうな。

たしかに、韓国時代劇なんかを見ていると、しょっちゅう、王様が毒殺されるし、毒見の女官が血を吐いて死ぬなんて場面を何度もみましたから。

ついでに韓国時代劇のあるある、生臭坊主がツッコミを入れたくなる場面はですね。びっくりするとすぐ気絶するところ。「お前は、あるある探検隊の西川くんか!」

悪人が極刑に処されるとき、丼に入った黒い液体をごくごくと飲んで、死ぬところ。「コーヒー飲んで死ぬんか?」しかも、たいていはすぐに死なんのよ。当分の間はゲホゲホしちょる。

最後に、拷問のシーン。2本の垂木みたいな木の棒を股にさして、股裂きの刑。「痛いだろうな。」と思いますけど、不思議なのは、なぜか、顔面傷だらけで血が流れている様子。「股裂きをしたら、顔から血がでるんか!」とかね。

そんな感じで、今日もこれから「王になった男」と「イサン」を見るんですけどね。

ランチが終わったら、家には帰ったんですけど、うちにストックしてある日本酒を代車に乗せ、いつもの居酒屋さんへ運びました。中には1年経過したお酒もあるもんで、料理酒として使ってもらう為です。

先日のブログにも書きましたけど、お寺の檀家さんや信者さん、そして、ご縁のある方からご回向とか御祈願を依頼されることがあるんですけど、お布施の代わりにいただいたのが日本酒ですね。去年も大典白菊の上等なのを1本いただいたんですけど、あれは720ml。上等なお酒だったし、このぐらいだとすぐに飲んでしまったんです。けど、一升瓶だと飲みきらん。日本酒は封を切ったらおしまいなんです。昔でいうところの、二級酒あたりなら、料理酒にしても何ともないんじゃが、わりとお高い日本酒だともったいない。

ちょうどいい機会なんで、お店で使ってもらおうとお店に運びこみました。そしたら、時を同じくして、酒屋さんが日本酒の売り込みの真っ最中でありました。「1年以上経過したお酒ばっかりなんで、大将に料理に使ってもらおうと思い、持ってきたんです。」といったら、酒屋さんがいうには、「未開封なら1年ぐらいなんてことはありませんよ。」とか。

「じゃあ、1本だけ飲むかなあ。」と生臭坊主。

それから帰宅して、車の修理が終わるのを待ってました。午後6時頃でしょうか。自動車整備工場から、「お車の修理が終わりました。」との連絡をうけ、車をとりにいきました。

ちょっとだけうちでゆっくりしてから、いつもの居酒屋さんへ向かうことに。

さすがに金曜日ですね。お客さんはいっぱいでありました。生臭坊主が座ったカウンター席のお隣は、外人さん。ドイツの人だとか。

先日、ご回向のお布施代わりに施主さんからいただいた、獺祭です。左の方が二割三分。こっちの方がお高い。そして、右が純米大吟醸45というヤツ。これは6000円ぐらいかなあ。せっかくいただいたんですが、そのまま放置して料理酒として使うより、お店でお客さんに提供してもらうほうがよっぽどいいです。とはいえ、せっかくのご厚意でありますから、合掌いたしました。

では、お料理をいただきます。

お通し。

カンパチの炙り刺し。辛子ポン酢でいただきました。

大将が予約のお客さんの注文にてんてこ舞いじゃったから、大皿盛りにしてあった、料理の中から、豚肉と新タマネギの煮物をいただきました。

宮崎牛のステーキ、ハーフになります。

瀬戸内産のオコゼの唐揚げ。福岡の船頭さんのお店で提供される、アラカブの唐揚げみたいにカチンコチンに揚げてありませんでした。「骨まで食えるバイ!」という船頭さんの言葉を信じて、挑戦したら、歯が欠けたという苦い経験がありますから、敢えて揚げ方を大将に指示しておいたわけ。

さすがに背骨は食えませんよ。

 

お気づきの方もおられると思いますが、ブログのタイトルが、「夜の帝王の日」となっているでしょ。いつもなら、「大典白菊の日」ですよね。実は、今日、お店に持ち込んだお酒の中に「夜の帝王」が混ざっていたわけ。酒屋さんが「全然大丈夫。」というもんじゃから、料理酒にせずに飲んでみることにしたわけです。

広島にいるとき、お世話になった、焼鳥屋さんで飲んでいたのが、この「夜の帝王」でして、一風変わったネーミングと酒のうまさに一気に虜になったわけです。

いくら好きな銘柄といっても、どこのお店でも飲めるわけじゃありません。お店、お店にはそれぞれ、提供する日本酒あるからね。例えば、広島でいうと、イケメンの大将のお寿司屋さんでは、呉の「亀齢」だし、だるま寿司さんだと、「宝剣」。岡山のいつもの居酒屋さんでは、「大典白菊」というわけ。

お懐かしや~。名前がすごいでしょ。竹原のお酒ですね。これは720mlの瓶ですけど、このままだと全部飲みきりそうだったんで、敢えて酒器で提供してもらいました。いつもの規定量は守ります。

あわせる酒の肴は、サワラの白子焼きです。

 

「やっぱり、夜の帝王はうまいねえ~。」値段は安いけど、雨後の月や獺祭よりもうまいと思うのは生臭坊主だけでありましょうか。

 

これからもお布施の変わりとして、日本酒をいただくことがあるでしょうね。ご回向や御祈願を、別に無資格でやっているわけじゃないので、お布施をいただいてもOKだと思うんです。でも、しばらくは物納でお願いすることにします。

 

以上、本日の「夜の帝王の日」の様子でありました。