天神さまと宮島さまへお参り | 生臭坊主の独り言

天神さまと宮島さまへお参り

今朝、起きても筋肉痛は変わらず。でも、早起きしまして、朝のお看経をすませたら、すぐに潮彩市場へ。

日曜日なんで、ろくな魚はないのはわかっていたけど、今日のランチは絶対にここじゃと決めてましたから、行ってみたんです。一応、魚屋は見てみましたけど、予想どおり、珍しいものは何もなし。買ったものは仙崎の板ウニだけ。

すぐに2階にある、安心食堂へ。11時オープンでして、生臭坊主がお店に行ったのが11時すぎ。すでに行列が出来ておった。店内はいっぱいのお客さんということは、11時までにならんだということか。

生臭坊主は滅多なことがない限り、行列には並びません。でも、今日は並んだ。長いこと潮彩市場は通っているけど、食事をするようになってからはまだ1年も経ってません。けど、並んでまで食う価値があると思ったから。

30分ぐらい経過したじゃろうか。呼び出しがあった。お昼前とて、お店の外にも行列ができちょる。

いろいろあるメニューの中から、今日はよくばり定食を注文。

1700円ですよ。ちょっとお高いけどね。たまにゃあ贅沢したいですよね。お刺身の三点盛り、エビフライとカキフライ、小鉢、茶碗蒸し、ご飯、貝汁、香の物。お椀の蓋を取ると、ふわ~っと香る、いりこと麦味噌の香り。防府に帰ってきたなあと思ってしまいます。さすがに市場のそばということで、刺身は間違いない。ただ、日によって、景色が変わる。新鮮さには変わりはないけど、身がやおいのがあったり、かたいのがあったりしてね。これは好みかもしれんけど、寝かせたという刺身がないのがいいね。そりゃ、魚によってはしばらく寝かせた方がうまみが強いというのもあるけど、新しいのはやっぱりうまいよ。柔らかい、堅いというのは締め方なんじゃろうね。

別に生臭坊主が認めるからじゃないんじゃけど、さすが、お客さんが多いです。腕のいい職人さんがいるのがよくわかるしね。刺身のケンをみても、かつらに剥いているのがわかるからね。別に機械のケンでも問題ないんじゃが、職人がおるとおらんとじゃ違いますよ。

今日の行動をどうするか考えたんですよ。たぶん、珍しい食材はないじゃろうから、買い物はあっちこっちすることはない。けど、お参りはしてみたい。天神さまはマストとして、もう一つどこに行くか。津和野のお稲荷さんか宮島さまかですね。

とりあえず、天神さまにお参りしました。2月なんじゃけど、初詣になります。

梅ももうちょっとで満開。しかし、梅というのはいい匂いがしますね。鼻の悪い、生臭坊主でも、いい匂いだけはわかります。

防府天満宮。今日はお参りが多かったですね。別にお祭りでもないんですが。横断幕にありますように、令和9年には、菅公の1125年大祭なんですね。仏教的に申しますと、菅公の1125遠忌でしょうか。

御本殿で、天満大自在天神に法味を言上いたしました。

最近、天満宮では人形供養をやってるみたいで、多くの人形さんが納めてありました。供養というのは神道的じゃないんじゃけどね。

「これが私の故里だ さやかに風も吹いてゐる(中略)あゝ おまへはなにをして来たのだと……
吹き来る風が私に云ふ」中原中也の山羊の歌じゃないけど、これが我が故郷、防府。決して都会じゃないけど、やっぱり故郷はいい。春風楼から防府の街を見る。

八代亜紀さんが亡くなられた。天満宮の境内には、なみだ恋の歌碑があります。作曲した鈴木淳さんは、たしか、前の宮司さんのご兄弟だったような。そんなご縁で歌碑が建立されたみたい。天神さまにくるたんびに、この歌碑は見ているけど、このたびはなんだか特別な思いで見てしまった。そして、♫夜の新宿 裏通り~。思わず口から出てしもうた。生臭坊主はね、自慢できることがあるんよ。それは、八代亜紀さんのすっぴんを見たということ。もう、30年以上前になるかもしれん。仕事で、楽屋にお邪魔したときなんじゃが、30年前というと、八代亜紀さんは40代でしょうかね。そのぐらいの年齢の女性に対して失礼かもしれんが、「かわいい。」と思ったんです。「きれい。」じゃなく、かわいい。まさに少女のようなかわいさじゃったのを今でも記憶しちょる。失礼ながら、「なんで化粧するんじゃろうか。」と本気で思ったんよね。全然、イメージと違ったんよ。

御本殿前に戻ってきたら、この光景。きれいに二列にならんじょる。まあ、初詣でとかで大勢の参拝客のときにはわからんでもないが、この程度の参拝客なら別に並ばんでもええのにと思ってしもうた。

もう、境内は梅の香りいっぱい。

天神さまへの参拝を終え、時計を見ながら、次はどうしようと悩んだ挙げ句、津和野の稲荷さまはやめて、宮島さまに決定。いつもなら、スーパーをあちこち回って、食材探しをするんじゃが、天神山を下りてからすぐに高速に入った。食材は買わなくても良かったけど、大事なものを買うのを忘れてしもうた。それは、塔婆。今年は母親の七回忌の法事がある。防府に帰ったら、塔婆を買ってきて、岡山で書こうと思ってたんです。すっかり忘れてしまいました。仕方ないから、妹に買ってきておいてもらい、法事の前日に書くことにしよう。

下松SAで小休憩。大好きなソフトクリームを食す。

山陽自動車道を大野で下りて、宮島口へ。今日は宮島競艇も開催日とて、大渋滞。さらには宮島口周辺の駐車場は満車状態。こんなときは、阿品まで行って、コインパーキングに車を止め、広島電鉄で宮島口まで行くのが得策。

フェリーに乗ります。

JRのフェリーに乗ると、大鳥居の近くを通ってくれます。

時間が遅いので、今日は水族館は無理。厳島神社だけはお参りせんといけんということで、桟橋についたら、急いでお宮に向かいました。

寒いせいか、鹿さんも少ない。

お宮をお参りする前に、大鳥居へ。今日は大潮なんで、歩いて大鳥居まで行けました。

大鳥居の下から仰ぎ見る。

逆光なんで残念。

完全に干上がっている浜から御本殿を見る。

厳島神社に到着。これからお参りします。

二月祭事として、今日、十一日は紀元祭。建国記念の日。昔でいうところの紀元節ね。ちょうど今月は天皇誕生日もあるんで、二十三日のところには、天長祭。これも昔は天長節。ただ、天長節といえば、昔の人からいえば、四月の二十九日、昭和天皇の誕生日のイメージが強いかも。紀元節といえばね、生臭坊主の誕生日が2月12日ということから、うちの婆ちゃんが、「雄ちゃんの誕生は紀元節の次の日じゃ。」とよくいってたし、建国記念の日は祝日なんで、生臭坊主の誕生日のお祝いは2月11日にやりよった。婆ちゃんとか、おばちゃんが紀元節の歌というのを歌ってたのを思い出す。「雲にそびゆる高千穂の~。」

では、御本殿の御祭神にお参り。ここは宗像三女神をお祀りしてあります。宗像三女神とは、姉妹の神様で、市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命で、天照太神から「奉助天孫而 為天孫所祭(天孫を助け奉り、天孫の為に祭られよ)」との御神勅を賜った女神さまたち。総じては厳島大明神という。生臭坊主は「払え給え 清め給え。」じゃなくて、「南無厳島大明神 威光培増 法楽荘厳」と拝みます。

おみくじを引いたんじゃけど、行列が出来ておった。もう一つ行列が出来ておるんが、御朱印の授与所。今、ブームなんじゃってね。一昔前までは御朱印なんかありゃあせんかった。観光地にありがちのスタンプはあったけどね。昔からあるのは、お四国巡拝の納経と法華の御首題。生臭坊主も若い頃、お祖師さまの御霊跡巡りをしまして、お参りしたお寺で御首題をいただいてます。ちなみに、法華のお寺様でも御朱印はいただけますが、法華の信者さんの場合は、御首題として、御題目が書かれますが、そうじゃない観光客には、妙法と書かれるのが一般的ですね。

御本殿から大鳥居を望む。

厳島竜神を祀るお社とその向こうは大願寺。厳島弁財天をお祀りしてます。他宗なんですけど、厳島弁財天さまにはお参りをしてます。そして、竜神さまも。大漁祈願をしないとね。

五重塔と千畳閣。

揚げもみじのお店。行列ができちょる。

鹿さんも寒そうじゃね。大急ぎではありましたが、宮島さまへの参拝が終りました。あとは、さっさと帰るだけ。

帰りのフェリーから見た、夕日。

せっかく、ここまできたので、広島市内のスーパーをめぐりました。しかし、ここも珍しいものがありませんでした。

広島インターに行く前に、晩ご飯。どうせ、今日は帰ってからは出来合い物でイッパイやるだけですから。ここのところ、広島に来たら必ず立ち寄るという、風雲丸というつけ麺のお店へ。

でも、注文するのはつけ麺じゃなくて、麻婆豆腐。

石鍋に入っている、麻婆豆腐。お気に入りの麻婆豆腐が提供されます。

ご飯にかけて食べる麻婆豆腐の数少ないうちの一つ。

てなことで、岡山に帰ってまいりました。真っ先に確認したのは水槽。

生きてました。とりあえず、安心です。

おみくじマニアとなった、生臭坊主。右が天神様のおみくじ。末吉でした。左は厳島神社のおみくじ。これは吉でした。

さあ、買ってきた出来合い物、お惣菜でイッパイやります。

鶏の唐揚げ、小イワシの天ぷら。最近、どハマりしている、春雨サラダ。これらは広島のアルクで買いました。

ニシのお刺身。

メイボのお刺身。生の肝がついていたんで買いました。

広島に行ったということで、今日のお酒は、なまちょにしました。銘柄は亀齢です。

 

ということで、明日は紀元節の次の日になりますから、生臭坊主の誕生日。何歳になったかというのはこの歳になると、恥ずかしくていませんが、明日はお祝いとて、生臭坊主の大好きなものばかりを作りたいと思ってます。