釣果報告(黒いのはどこへ行った?) | 生臭坊主の独り言

釣果報告(黒いのはどこへ行った?)

日時:令和5年8月14日(月)

場所:蒲江・小蒲江カセ

釣果:ヒラメ1枚(65センチ、2.8kg)へダイ3尾(最長寸46cm)

 

忘れないうちに釣果報告をまとめておきます。去年はコロナと天候で一度も釣行出来なかったので、2年ぶりとなります。ここ蒲江は、いまでこそ、年に数回しか釣行できませんが、ロクマルを釣ったポイントであり、生臭坊主のホームグラウンドであります。

ただ、ここ最近というか、長い間、チヌの釣果は聞かれません。そりゃ、チヌは釣りたいですが、ここはお土産が釣れますから、そっちも期待なのであります。

ここは出船が午前5時なんで、防府からではありますが、かなり早めの出発でありました。ここでトラブル発生。すでにブログで書き込みましたけど、ブレーキパッドがすり切れてしまいまして、異音がするようになりました。それでもなんとか佐伯市に到着。いつものように、かわの釣具さんへ立ち寄りました。

ここでさらにトラブル発生。これまでですと、団子の材料はここで買う方が安かったので、ほとんどこちらのお店で買うことにしてました。生餌である、朝鮮ケビ(青虫)は防府で買っておきました。ただ、過去に団子のベース餌がなかったことが数回ありましたので、パワーダンゴチヌだけは、小郡のポイントで買っておきました。それと、さなぎ粉とチヌスパイスは岡山で買っていたストックがありました。なので、足りないもの、つまり、オカラダンゴとかですね。ところが、オカラダンゴがない!キザミッコもないぞ。こりゃあ、アウトじゃ。パワーダンゴチヌを単品で使うのか?団子の量を確保するために別の団子餌を購入。キザミッコの代わりにオキアミ生も購入しました。

さらに佐伯市内のエモト釣具にも立ち寄りまして、あれこれ物色しましたが、お目当てのものはありませんでした。

山本真珠釣り筏到着。午前4時過ぎでしょうか。まだ真っ暗ですね。この日は、生臭坊主を入れて二組3名のお客さん。いずれもダゴチンで、しかも、同じ小蒲江湾のカセらしい。もう一組の二人のうち、お一人は、かつてここでご一緒させていただいたこともあるお方。向こうは生臭坊主の顔を忘れていたみたいだけど、こっちははっきりと覚えてました。たしか、トーナメントとかにも出ている方じゃなかったかなあ。上から下までがまかつ?(daiwaじゃったかも)タックルや小物は全部黒鯛工房という御仁。まあ、道具で負けてる生臭坊主です。

そんなことは気にもせず、カセに上がりまして、準備にとりかかります。

いつもと違う団子になりそうじゃけど、これが吉とでるか、凶とでるか。

これまたいつもの「チヌにこれじゃ。」

この日は、本来の生臭坊主の釣りに徹します。

ポイント作り用の団子。これを撒いてから仕掛け作り。ここまでおおむね1時間。すでにとなりの組は実釣をはじめてました。これは江田島の筏と一緒。でも、この準備が大切でして、他の人の釣りなんか気にはしません。

さあ、実釣開始であります。まずは、竿は一本だけ。ここのポイントは誘いは意味が無いんです。なので、完全な置き竿。釣りはじめてすぐに、多彩なゲストが訪問されました。

トラギスみたいなヤツ。

アジ。

ハコフグちゃん。

カゴカキダイ。

ネリゴ。アジとかわらんぐらいのネリゴがわいちょった。素針を引くと追っかけてくるし、素針にかかった、アジを追っかけてくるんです。

アラカブ。これは本来なら持ち帰りサイズ。

オキアミの餌がきれいになくなるようになりました。そうなると、もう一本竿をだす合図。3号のおもりをつけてぶっこんでおきました。でもね、いつもの違うんです。オキアミがなくなるといっても、メイボのアタリじゃないんですね。

ここでまさかの出来事が起こりました。

アタリがないからとて、ぶっ込みの竿の仕掛けを回収しようとしますと、ゴミを釣ったような重みが感じられました。「タコでもかかったかなあ。」と思ったんです。そしたら、急に走り出した。ぶっ込み用の筏竿は2.1mでして、セットしてあるのは両軸リール。平戸の真ちゃん筏で69cmのマダイを上げた実績があります。そのときは、クラッチを操作しながらのやりとりでした。ところが、今回はラインが出ていくんです。よく考えたら、最近はチヌマチックというリールじゃなくて、バス釣り用のリールなんですね。ドラグの調整が出来たんですね。ラインを出したり、巻いたりしながら、浮かせてみると、生臭坊主もびっくり。タモ入れしたら、なんと!座布団ヒラメじゃった。

デカっ!こんなん、玄海灘の泳がせでもめったに釣れんなあ。70cmあるかないか。たまげましたよ。ダゴチンでこんなゲストは初めてであります。スカリには放り込みましたけど、持って帰る入れ物がない。たぶん、ダゴチン仕掛けの付け餌、オキアミにアジが食いつき、それにヒラメが食ったんじゃないかと思います。

こんなもんでよろこんではおれません。わしゃあ、チヌを釣りに来たんじゃ。

この頃からでしょうか。夏場特有の団子突っつきがあるんですね。最初はボラかと思ったんですね。ここは巨大なボラがいっぱいいますし、ボラが口を使う。チヌはチヌで走りますから、常識で考えて、ボラと思っても姿を見るまでは勝手な判断をしたらいけんのです。コツコツコツというアタリがありますが、おさえこまないんです。何じゃろ?と思いつつも、少しづつラインを送ってみたりしました。団子突っつきのときの、3秒アワセも試してみました。そしたら、かかった。首は振らんけど、ときどき、強烈な引きがあります。タモ入れしてみたら、でっかいヘダイじゃった。

年無しとはいかないまでも、かなり大きいヘダイであります。ここからは着底したら、つけ餌を団子から抜くことにしました。そしたら、すぐにアタリありまして、あわせるとヘダイ。ヘダイはあんまりおいしくないのを知ってますから、3匹まで釣り上げて、スカリに入れたら、その後は釣れても即放流。枚数でいうと10枚以上は釣れてたはずです。

オオモンハタまで釣れました。お隣さんが午後4時半に片付けはじめられましたので、生臭坊主も納竿といたしました。

こまいクーラーしか持ってきてませんから、はみ出してますね。活かして持ち帰りたかったです。けど、持ち込むところがありませんけど。

ヒラメの下にはヘダイが3つおります。かわいそうだけど、ヘダイもヒラメも締めまして、エラを切って血抜きをしました。

2年ぶりの蒲江の釣りは以上でありました。それにしても、黒いのはどこにいったんでしょうかねえ。

事務所の前にいた、黒猫ちゃん。帰港後、写真を撮ってもらいましたが、ご興味のある方は、「山本真珠釣り筏」で検索して、船長のブログの8月14日のところをごらんになれば、生臭坊主の恥ずかしそうにヒラメを持っている写真が見れると思います。そりゃ、ロクマルのときみたいに、チヌを持って写真に撮られたいですよ。

次に来れるのは来年かもしれんけど、次は絶対にチヌを釣るぞと誓って、蒲江をあとにしました。