先日行われた世界最高峰の音楽賞であるグラミー賞
 
ブルース部門は2カテゴリーあり今年は、
 
コンテンポラリー・ブルース賞をクリストン”キングフィッシュ"イングラム
 
トラディショナル・ブルース賞をセドリック・バーンサイドが受賞。

 

(下の写真は左からキングフィッシュ、セドリック)

 

 

二人ともブルースの故郷ミシシッピ州出身で、キングフィッシュは23歳、セドリックは43歳。

 

 

黒人のブルース離れが叫ばれて久しいけれど、実はこのところ、アメリカの大切な音楽文化であるブルースを子供たちに伝えようという運動が盛んになっている

 

2018年にミシシッピ州クラークスデールのデルタブルース博物館を尋ねたときに、下は小学生から上は高校生の地元の子供たちがブルース演奏を披露していた。

 

地元の子供たちにブルースを教える同博物館のプログラムの一環で、グラミーを受賞したキングフィッシュはここの出身だ。

 

 

シカゴの友達のフェルナンド・ジョーンズがブルース・イン・スクールと言う企画で全世界を回って、日本でもTokyo School Of Musicでワークショップをやったし、こうしたブルース教育が着実に実を結んでいるようだ。

 

 

キングフィッシュ以外にも、シェルウィン・バーチウッド、ドントレス・ウィリス、少しロック寄りになるけれどマーカス・キングなど20代で活躍するブルースミュージシャンが台頭している。

 

 

そして世界レベルで見れば、ブルースは着実に裾野を広げている。

 

その流れはミシシッピの大河のように、ゆっくりと揺るぎなく!!