ギターアンプの革命者、アレクサンダー”ハワード”ダンブル氏が亡くなった。
エレキギターが発明されてからおよそ90年。追うようにギターアンプが製作されたわけだけれど、
ギターアンプの流れをガラッと変えたのがダンブルアンプだ。
以下、デジマートより
1台1台ダンブル氏によりハンドメイドされ「幻のアンプ」とも呼ばれます。
多くのミュージシャンズ・ミュージシャンが愛用することで知られ、誰もがダンブル・アンプを欲しいと願いますが、このアンプは「お金を払って楽器店で買える」アンプではありません。
そのアンプのオーダー/入手方法すら明確にされておらず、製作者本人も表立ってメディア/雑誌インタビュー等に登場する事もありません。
60年代半ば〜後半から本格的にアンプ製作をスタートさせたと言われていますが、ダンブル氏、そして製作されるアンプ(とその音色)の全貌は未だ謎に包まれています。
今や、数百万円からモノによっては1000万円以上で取引されている、超高価でレアなまさに「幻のアンプ」なのだ
自分が、タンブルアンプを初めて聴いたのは、1989年にボストンで観たロベン・フォードのライブだった。
クリーミーで1音1音がしっかりと聞こえてくる上質なオーバードライブと、太くて抜けが良いクリーンサウンドに圧倒された。
これがタンブルアンプかと衝撃を受けたものだ(もちろん、ロベンのタッチとプレイの素晴らしさがアンプのポテンシャルを引き出していたのは言うまでもない)。
その後、サンタナのライブで聴いたり、ギターマガジンの取材でジョン・メイヤーのライブに行き、目の前でダンブルを見て聴いたのも強く印象に残っている。
ジョン・メイヤーのダンブルアンプ。
自分はダンブルを通して音を出したことがないので、いつか体験したいものだ。
その日を楽しみにしよう。
そして偉大なクリエイター、アレクサンダー”ハワード”ダンブル氏に敬意を評して。
R.I.P Mr. Dumble!!