2年ぶりの苫小牧。
乾いた空気が気持ち良い。
40年やっている、苫小牧の老舗ライブバーMagic Sam。オーナーの中澤さんはブルースマン。
前回来たときに弾かせていただいた、1930年代製のナショナル・リゾネーターをこの日も貸してくれた。
この名器を最初のセットで弾かせていただいてソロ。
そして2セット目には、タイガームーンに持ち替えて中澤さんと数曲デュオ。
ブルース愛に溢れた楽しいジャムだ^ ^
前回も来てくれたみなさんとも再会を果たし、嬉しい苫小牧の夜だった。
翌日は午前中にバスに乗って札幌へ。約1時間半の旅。
今回札幌で初めて共演するフードゥーマン・ブルースバンド(HBB)の幹也君とミカさんが迎えに来てくれた。2人はジンギスカンの名店松尾へ連れて行ってくれた。
ジンギスカンには焼いた肉をタレにつけて食べるタイプと、最初からタレに漬け込まれた味付けタイプがある。
ここは漬けダレで有名な店らしい。
ラムもマトンも臭みがなくて本当においしい。肉をどんどん追加してかなり食べてしまった。
大満足でホテルへチェックイン。
会場のモダンタイムに出演するのは初めてだ。素敵なライブハウス。
HBBは、札幌を拠点に活動するブルースバンドで、特にシカゴやニューオーリンズのブルースが大好き。
この日はセットリストもシカゴブルースの名曲を中心に構成。
人数制限があるものの、来てくれたお客さんたちと熱く楽しく盛り上がった夜だった。
ライブと同時刻に遠くの街で大手術を受けている友。
少しでもポジティブなエネルギーを音を通して送りたい。そんなことを思いながらのステージでもあった。
ススキノに打ち上げに繰り出す。気がつけば2時を過ぎていた。
良い音楽とそれを共有できる友とリスナーがいる。
その幸せを噛みしめた札幌の夜。