ブルースの3大キングといえば、

 

⭐️BBキング

 

⭐️アルバート・キング

 

⭐️フレディー・キング

 

ブルースのアイコンとして燦然と輝く3キングだけれど、中でもギタープレイに関して自分が特に影響を受けたのが、BBとアルバートの二人だ。

 

フレディーから受けた影響は、ギター以上に曲、歌、パフォーマンス(存在感と言っていいかも)だったと思う。

 

フレディーについては日を改めて書きましょう。

 

 

BB、アルバートの二人は、同じ偉大なキングでも個性は全く対照的。

 

(インディアナ州のライブの楽屋で撮ったBBキングとの一枚)

 

(右用のギターを左に持って、しかも独特のチューニングでOne and onlyのスタイルを築いたアルバート・キング)

 

 

 

 

 

こう言い方が正しいかはわからないけれど、

 

BBを太陽に例えるならアルバートは月。

 

暖かくジェントルに泣くBBに対して、あくまで辛口に泣くアルバート。


この2人が共演している映像がBBキング&フレンズ。

 

1987年に放映されたこのテレビ番組を、自分はボストンで見ていた。

 

この番組の凄いところは、エリック・クラプトン、スティーヴィー・レイ・ヴォーン、ドクター・ジョン、ポール・バターフィールド、エッタ・ジェイムス、グラディス・ナイトなど、ブルース、R&B系のスター達が勢揃いしている!!

 

 

 

BBの名演は数多くあるけれども、下のニューヨーク郊外の刑務所での慰問ライブ映像には深く胸を打たれる。

 

「君のことを気にかけているのは他の誰でもない、僕だよ」というGuess WhoでのBBのダイナミックな歌と、語りかけるギターはまさに彼の真骨頂!

 

最後の方では囚人たちが盛り上がりすぎて、所長がコンサートの終了を告げるシーンで終わる。なんともドラマチックな映像だ。 

 

 


そして自分がBBと共演したときの映像を。

 

これは全米で放映されたテレビ番組"An Evening with B.B.King"。

 

この中でBBの代表曲”The thrill is gone”を一緒にプレイした。

 

この番組はアメリカで何度か再放送もされて、いろんな人からテレビを見たよ、と言われたり連絡をもらったりしたものだ。

 

司会進行役はソウルシンガーのアイザック・ヘイズ。茶髪にロン毛の菊田が途中で出てきます笑。

 

 

(その時の楽屋で撮った記念の一枚)

 

 

 

 

アルバート・キングの名演といえば"Blues Power"。

 

ブルースを聴き始めた頃にさんざん聴いたこの曲。

 

映像を後で見つけた時は感動したものだ。

 

 

 

そして下はアルバート・キングとスティーヴィー・レイ・ヴォーンのセッションから。

 

この映像全般で繰り広げられる2人の熱いセッションは圧巻。特に後半のアルバートの高音チョーキングはシビれる!

 

スティーヴィーは自分がシカゴに移ったばかりの1990年8月に35歳の若さで亡くなり、その数年後にアルバートも他界した。

 

あと15年、いやせめてあと10年長生きしてくれれば、彼らに会うチャンスもあったんじゃないかと思うと残念でならない。