クリスマスになると、マウント・モライア教会のジョンソン牧師の言葉が思い出される。

 

「クリスマスは、ジーザス(イエス様)の誕生日なのであって、あなたたちの誕生日ではないのだから、プレゼントをもらえないからと言って悲しむ必要はないんだよ」

 

シカゴから車で45分くらいのインディアナ州ゲイリー市は、マイケル・ジャクソン一家の故郷として知られる。

 

昔は鉄鋼業で栄えたものの、業界が斜陽になって久しく、今ではスラム化やそれに伴う犯罪、失業が大きな問題になっている。

 

市の人口の90%は黒人で、黒人教会が軒を並べるように市内に林立している。

 

縁があって、ゲイリーのモライア教会で7年間ゴスペルをプレーした。

 

(興味のある人は、ゴスペルテーマのブログを読んでみてくださいね^^)

https://ameblo.jp/shunkikuta/theme-10007235209.html

 

日本では想像がつかないかもしれないけれど、アメリカでは家族や友達にクリスマス・プレゼントを買うためにローンを組む人がたくさんいる。

 

シングルマザーや、厳しい生活を強いられているメンバーが多いモライア教会では、クリスマスのたびに金策に苦労する人が後を絶たない。

 

そこでクリスマスの時期になると、ジョンソン牧師がメンバーに無理してプレゼントを買う必要はないし、もらえないからと言って悲しむ必要はないんだと諭していた。

 

華やかなイメージが作られ、商業戦線に乗せられた感のあるクリスマスは、本来はジーザスが生誕された聖なる出来事を祝う日。

 

キリストを信じる信じないは別としても、心の中で「ありがとう」と手を合わせることはしてもいいのではないかと思う。

 

 

2019年は出会いの意味や大切さを強く実感した一年だった。

 

このブログを読んでくれているみなさんとも、ブログ上での出会いがあり、こうして繋がっている。

 

みなさんにも、心の中で手を合わせて「ありがとう」。

 

この聖なる日に、みなさんに多くの幸せと喜びがありますよう。

 

 

MERRY CHRISTMAS!!

 

 

(今年8月にモライア教会を訪れた時の写真。ジョンソン牧師、ティアワンダ夫人と)