自分には恩人が何人もいるけれど、写真のトム・コルヴィンもその1人。


アメリカはノース・キャロライナ州出身のトムは、フィリピンのマニラに30年以上在住している。

ブルース・ハーモニカを吹き、根っからのブルース・ラヴァーだ。

トムはブルースアジアと言うサイトを通して、アジアのブルースニュースを定期的に発信していた。

自分が2011年に、アジアに活動の拠点を移したときに色々とアドバイスをくれ、助けてくれたのが彼だった。 

自分を最初にフィリピンに呼んでくれたのはトムだったし、アジアで活躍するブルース・ミュージシャンやブルース関係者を繋いでくれたものだ。

今日トムと、マカティ市内のアメリカ人会員制クラブでランチをした。

残念ながら現在トムは視力をほとんど失い、目の前に座っている自分のこともよく見えないと言う。

アジアでの活動のきっかけを作ってくれたのはトムだよ、とお礼を言うと彼は、

君の活動に少しは貢献できたのが嬉しいね。君は間違いなくアジアを代表するブルース・ミュージシャンの1人だ。これからもさらなる活躍を祈っているよ。

と励ましてくれた。

来年もまた会おうと言って別れた。

トムにはいつまでも元気で欲しいな。