午前中に成田空港に着くと、荷物を受け取るところで呼び出された。預けたスーツケースがモスクワで乗り継ぎ便に乗せ替えが間に合わず、明日到着すると言う。明日はもう午前中に大阪に向けて出発だよー。(涙)



とは言え、 今回は珍しくギターとペダル類は機内に持ち込みをしていたので、明日からの関西ツアーに影響はなさそう。目に見えない力に助けられたようだ。

ロシアのアエロフロート便に乗るのは初めてだった。スチュワーデスがみんなモデルのような美女ぞろい。さすがはロシア!

行きの便では、隣に座ったロシア人の70くらいのおっちゃんが気さくに話しかけてきた。おっちゃんは食事の時にビールを続けて2本飲み干した後で、
「もっと強いビールがないの?」と通りかかったスチュワーデスに聞く。
「このビールとワインしかないんですよ」
と彼女が言うと、
「ウォッカは?」
「ありません」
「ロシアの航空会社なのにウォッカを置いてないのか。高いから?」
と食い下がる。スチュワーデスは苦笑いを浮かべながら、ありませんを繰り返す。ウォッカと黒パンで上機嫌に酔っ払らうおっちゃんの姿が想像できて笑いが漏れた。

行き帰りに経由で止まったモスクワ空港は、多くの人で活気付いているけれど、コンセントもないしWi-Fiサービスもない。全体的に古いビルで、一時代前の空港と言う印象だ。国際線の乗り継ぎの際には、検査場に向かって多くの人が集中してちょっと収拾がつかない。スタッフはあまりテキパキ働いてる印象もなくて、今回の荷物の不手際もまあ驚くことではないだろうなと思える雰囲気だ。大陸的なのか、国民性なのかはわからないけれど。待ち時間に飲んだカフェラテと水の両方で570ルーブル(約1000円)。空港とはいえちょっと高いよね。次回からヨーロッパに行くときは、モスクワ経由は避けることにしよう。

自宅に戻ると、睡魔が襲ってきて横になる。このまま寝続けてしまうと夜寝れなくなるので、2時間ほどで頑張って起きた。 

その間、ネックのリシェイプを頼んでおいたタイガー・ムーンが到着。そして物販で新しく販売するオリジナルのトートバックと缶バッチも届く。




さぁ明日からはいよいよ関西ツアー。まずは今日しっかり休むことにしよう。