もっとも人気のあるブルースナンバーの一つ、"Sweet Home Chicago"
特にシカゴではこの曲を聞かない日はないというくらいに、夜な夜なブルースクラブでプレイされる名曲ですね。
この曲は、実は年月を経て次第に今の形になったんですね。
その原型と言われているのが、1928年に録音されたスクラッパー・ブラックウェルの”Kokomo Blues”
スクラッパー・ブラックウェルのバージョンを発展させて1934年に大ヒットしたのが、ココモ・アーノルドの”Kokomo Blues”
”Kokomo Blues”から影響を受けたと言われ、1936年にロバート・ジョンソンが作ったのが"Sweet Home Chicago"のオリジナル・バージョン!
そして現在、我々の多くがプレーしているバンド・スタイルの"Sweet Home Chicago"は、マジック・サムが1967年に録音したバージョンが元になっていると言われています!
この曲を一躍メジャーにしたのが、ブルース・ブラザーズでしょう。
映画の大ヒットで、同曲も一気に音楽ファンに知られるところとなりました!
小生にとっての"Sweet Home Chicago"は、このバディ・ガイのバージョン!!
ドライブするギター、ヘヴィーにグルーブするリズムセクションのシャッフル。
これぞまさに自分が直接シカゴで体験してきた"Sweet Home Chicago"ですね。
映像は良くないけど、何度見ても興奮するバディとバンドのパフォーマンス。
ついにはオバマ大統領も歌って、政府公認に?!
シカゴから選出されたオバマ氏は、シカゴ時代に何度もこの曲を聞いたことでしょう!
1928年に録音されたスクラッパー・ブラックウェルの”Kokomo Blues”からちょうど90年、ロバート・ジョンソンの録音から82年。
100年近い年月を経て未だにプレイされ続けている同曲。まさにブルースの歴史が詰まった名曲です。
この曲をプレーすると、ブルースの歴史に触れている実感がありますね!!