シカゴ・ブルースを世界に発信したチェスレコードのスタジオ跡を訪ねた。
1950年から1970年代中期までシカゴ・ブルースの屋台骨を支えたのがチェスレコードだ。
マディ・ウォーターズ、ハウリン・ウルフ、チャック・ベリー、エタ・ジェームス、ココ・テイラーなど歴史に残るブルースマン/ウーマンの名盤、名演、名曲を数多く輩出したチェス。
そのうちの約20年間にわたって、この2120 S. Michigan Avenueのスタジオで録音が行われていた。
レーベル売却後は、ウィリー・ディクソンのブルース・ヘブン・ファンデーションが買い取り、現在は博物館として使用されている。
以前、中で演奏したことがあるけれど、天井がせり上がった独特の作りが、深いリバーブを生み出すことを発見、このスタジオの作りがあのチェス独特のサウンドを産み出していたのだと知った。
詳細は拙著「世界のブルース横丁 」(リットーミュージック)に詳しく書いたので、興味ある人は是非ご笑覧を。