”ブルースを語る上でメンフィスを忘れることはできない。メンフィスは19世紀に綿花の集積地として繁栄し、デルタで生まれ育ったブルースも一番身近な大都市メンフィスに最初に運ばれた。ミュージシャンにとってもメンフィスは憧れの地であり、夢を与えてくれる希望の街だったのだ。またメンフィスがあるテネシー州にはカントリー・ミュージックの聖地ナッシュビルがある。南から黒人のブルース、東から白人のカントリー・ウエスタン。2つのアメリカン・ミュージックの源流が交差したのがメンフィスだった。この肥沃な音楽大地はエルヴィス・プレスリーを生み、ブルースを育み、そしてソウルミュージックを開花させた。サンスタジオではエルヴィスやジェリー・リー・ルイス、ジョニー・キャッシュなどが多くの録音をし、スタックスではルーファス・トーマスやアルバート・キング、ブッカーT&MG’sなどが歴史的な名盤を残した。さらにウィーリー・ミッチェル率いるハイレコーズもメンフィスを舞台に数々のソウルの名曲を生み出してきた。

       拙著「世界のブルース横丁」より

 

 

 肥沃な音楽大地メンフィスを舞台にした映画

 

「約束の地、メンフィス 〜テイク・ミー・トゥー・ザ・リバー〜」

 

が17日(土)に新宿K's cinemaにて封切り。続いて全国順次公開になります!!

 

http://www.curiouscope.jp/Memphissoul/

 

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そして18日(日)は、代官山蔦屋書店で「公開記念! サイン会付スペシャル・トークショー」が行われます。


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★「公開記念! サイン会付スペシャル・トークショー」
2017年6月18日(日)@代官山蔦屋書店3号館2F音楽フロア
開場18:00 開演18:30

ゲスト:
ローレンス"ブー"ミッチェル (ロイヤル・スタジオ総責任者)
菊田俊介さん (ミュージシャン)
Mike Koshitani (音楽評論家)

※観覧自由
※当日会場にてオリジナル・サウンドトラックCDと菊田俊介著『世界のブルース横丁』の販売を行います。ご購入頂いたお客様は、トークイベント終了後のサイン&撮影会にご参加頂けます。

http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2017/05/post-335.html

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この映画の主役の一人ローレンス"ブー"ミッチェル 氏(ロイヤル・スタジオ総責任者)をメンフィスからお招きして、Mike Koshitani 氏(音楽評論家)と一緒に自分も出演させていただきます。

 

撮影のプロセスや、ミュージシャンのコラボの裏話など、どんな話が飛び出すのか・・・・・

 

さらにトークショーの後は、同映画オリジナル・サントラCD

http://curiouscope.jp/Memphissoul/soundtrack.html

と拙著「世界のブルース横丁」のサイン会も同時に行います。

 


とっても楽しみな週末です!!

 

みなさんのご来場をお待ちしています!!