高雄での3日間に渡るブルース・クリニックとライブが無事に終わりました。

今回は、台北市内の音楽学校”河岸音造”主催のクリニック&ライブで、校長でもありギタリストのゲディー・リン氏がギタリストを指導したので、自分はシンガーに発音と、フレージングを主に指導しました。

参加してくれたシンガーの二人は、英語の歌を歌うこと自体も、ほとんど初めてという状況で、最初はかなり戸惑っていましたね。
それでも、自分が教える英語の発音を、北京語のアルファベットにあたるボポモフォに置き換えてノートに書いたりして、それぞれが工夫をこらして頑張ってくれました。

テーマ曲は、ブルースの名曲でもある

”The thrill is gone"

"The sky is crying"

"Sweet Home Chicago"

の3曲。

改めて気付くのは、ブルースの歌って、メロディーや歌詞のアクセントが裏拍に来る事がほんと多いんですね。それがグルーブ感を生み、ブルース特有の抑揚感に繋がっているのですが、台湾ポップスしか歌った事のない人にとっては、かなりタイミングが取りづらいようです。

そこで彼らが歌える様に、原曲のメロディにはなるべく沿って、表拍にメロディーが来る様に直したりと、自分もかなりの工夫が必要でした。

とまどいながらも、3曲歌いきりました!Good job!!



高雄の若きミュージシャン達。みんな頑張れ!!



最終日の夜は、高雄市内の"In Our Time"で、講師によるライブもありました。

ゲディ・リン、リーピン・ジアン、根石大輔君は気心の知れた台湾のトップミュージシャン達。
充実の夜でした。
ブルースとフュージョンをミックスした構成。下がセットリストです。

1. Watermelon Man (four play版)
2. So You Say
3. Sweet Home Chicago
4. Got my Mojo Working
5. The sky is crying
6. The Thrill is Gone
7. Put it Where You Want it
8. Stormy Monday
  


女房の出身地でもある高雄は、台北と並んで大好きな街です。

爆発事故の被害の大きさが明るみになってきていますが、高雄の早い復興がありますよう!!