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(今は亡きココ・テイラーとシカゴのアクメ・スタジオにて1996年小田憲司撮影)
ココの褒め言葉に若い自分はかなり救われ、勇気を与えられました


先日、あるウェブサイトで

”喜んで受け取ることは、与えることと同じように尊い”

と書いてありました。

それは物ばかりでなく、言葉でも同じだと。


日本人は旅行に行けばお土産をあげたり、盆暮れにはお中元やお歳暮などの習慣もあって、物の交換はとても頻繁に行います。それでも、”謙虚”、”へりくだる”という美意識があるので、褒め言葉は苦手な人も多いかもしれませんね。


長年のアメリカ生活で自分が良いなあと思ったことの一つに、褒める,褒められるがとても自然に行われていることです。

ミュージシャンの合い言葉は、

Sound Good"

いい音だね、いい演奏だね、という広い意味で使われる言葉です。


シカゴで出会ったミュージシャン達は、セッションやギグが終わると、必ずSound Goodと言ってお互いを褒める習慣があり、これは、大物のミュージシャンでも例外ではありません。

もちろん、お互いにあそこはこうすればもっといいプレーになったかな、という反省点はあるものですが、とにかく一緒にプレーした、そのこと自体を良しとしよう、という空気感があるんですね。

写真のココ・テイラーは、ステージ上では出ている音が気に入らないと、怖い顔で睨みつけてきたりしましたが、ライブが終われば大きな笑顔で”Sounds Good"と言ってくれ、時にはハグをしてくれたりしたものです。

そして自分も、"Thank you, mama. You, too"(ママありがとう。あなたもね)と言葉を返すと、嬉しそうな表情を見せてくれました。


こうしたポジティブなエネルギーの交換は、思っている以上に大きな影響を自分や周りに与えてくれるようです。

お世辞かな、と勘ぐったりせずに、ストレートに相手を褒め、褒められる習慣が身に付いて来るといいなと思います。みなさんはどう思いますか?



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渉さん:新譜ぜひ聞いて下さいね!ライブでも、その当時の曲をもっととりあげていきたいっすね。
コマネチさん:この内容でこの値段はお得感があるかと思います。ほんと多くの人にきいてもらいたいです。