週末は、小生のギターを作ってくださっている、ギターマスターのムーニーさんこと表克美さんが台北に来られました。

そして、小生の新しいギターを手渡してくれました!

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1年以上の歳月をかけて作られたこのギターは、樹齢400年という幻のカナディアン・カーリー・メイプル(現在はカナダ政府が自然保護のため高樹齢メイプルの伐採を禁止しているために、それ以前に刈り取られたものしか市場に出ていない)をボディーのトップに使っていて、バックにはホンジュラス産マホガニー・ワンピースのトリプルAが使われています。ネックは、カナディアンカーリーメイプル、指板はコロンビアンエボニーの最高級もの。そしてピックアップはムーニーさんの手巻きです。

ケースを明けたときに、目に飛び込んで来たこのギターの美しさに、ウワ~と感動の唸りが!


早速、ムーニーさんとスタジオに入り、2時間ジックリ試奏をしました。

サンステインの凄さ、指のタッチに対しての反応の忠実さ、ダイナミックスのレンジの広さ、そして艶のあるトーン
ムーニーさんのどのギターもこの4項目は全て優れているのですが、このギターは特に木材の良さと技術力が最高のところで結びついたマスターピースだと畏怖の念を感じました!



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(試奏している時、二人の間にはまるで刀の切れ味を試す侍と、名匠のような、研ぎすまされた緊張感が漂っていました。ムーニーさんの表情が実に厳しい)




「どんなに良いギターを作っても、それを音にして表現してくれる良いギタリストがいなければ何にもならない。シュンは、自分がギターにイメージしている音をそのまま再現してくれるギタリストだから、何本でも作りたいという気にさせるんだよ。俺以上にシュンの音を理解している人間は他にいないだろう」


というムーニーさんの言葉が、自分の中で強く響きました。


世界に1本しかないこの名器



見た目はやや黄色がかって見えますが、実際には木そのものの色で、薄いフィニッシュ(塗装)を塗って乾かし、さらに塗って乾かす作業を10回近く繰り返した為に、こうした深みのある色になったのだそうです。


そこで、このギターを"NATURAL MOON"(ナチュラル・ムーン)"と名付けました。


名器を自分に託してくださったムーニーさんと、MOON GUITARSに心より感謝です。
http://www.moon-guitar.co.jp/index.html

ひたすら弾き込んで、ギターのポテンシャルを最大限に引き出す努力をしていきます!

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(photos by Hiromi)




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DEREKさん、ヤキノリさん、渉さん、コマネチさん:コメントありがとうございます。Cともじっくり話し合って、彼にとって一番良い選択をしていきたいですね!