端午の節句というと5月5日の子供の日ですが、台湾でも端午節として祝う習慣があるんですね。ちなみに台湾では旧暦の5月5日になるので、今年は昨日がその日でした。


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「ちまき食べ食べ兄さんが計ってくれた背の丈」って歌があるけれど、今でも日本では端午の節句にちまきを食べるんだろうか?なにせ、この25年間日本人の顔したアメリカンな小生なので、まったくそのへんの事情には疎い。

昨日の朝の事、偶然となりの奥さんとエレベーターで一緒になった(AVの字幕のような書き方だ)。この奥さんは英語が達者なので、「ライス・ダンプリング(ちまき)を食べましたか?」と聞いてきたので、いやまだです、と答えると、あらそうですか、それは残念ね、とその時はそれで終わった。

ところが10分後、部屋に戻るとチャイムが鳴り、ドアを開けるとその奥さんが。なんと手にはちまきが2つ。
「私の母が作ったものですけど、いかがですか?」

おお、謝謝!!!!。

しっかりと竹の葉でくるんであるよ、これ。

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ひもをほどくいて葉をむくとご覧の通り。餅米で作った味付けご飯の油飯(ヨーファン)に豆や栗なんかが入ってて、さらに食い進むと豚の小さな角煮が出てきて意表を突かれた。オオ~好吃(ハオチー=美味しい)だ、こりゃあ。

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一気に二つ平らげて、外に出る。近所に青空マーケットがあるので覗いてみると、下の写真のようにちまきのオンパレードでござい。

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よく見ると、ご飯だけでなく、葉っぱの中に餅が入っていたり、具が野菜だけだったりとバラエティーに富んでいる。さらに3つ買って、ちまき三昧と相成った。

手作りのちまきをいただいて、台湾人のソウルに触れたような気になった。いや、これは間違いなくソウルフードだよな。食べ物の後ろに、台湾の歴史が透けて見えたもの。

隣の奥さんには今度日本からお土産を持ってこよう。おなか以上に、心もホカホカの一日だったな。


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