ヒンズデール・セントラル・ハイスクールに来るのは2年ぶりくらいかな。

同校のギター・クラブでギター・クリニックをやってきた。
このクラブで教えるジム・ホラン先生とグローバー・ワシントン・ジュニアの”Mr. Magic"や、BBキングの"The thrill is gone”を最初にジャムって、質問コーナーへ。
「どうしてブルースをやっているんですか?」
「どんなスケールを使ってソロを弾いているんですか?」
「バッキングではどんなコードを使っていますか?」
と、なかなか突っ込んだ質問が飛んで来た。

自分もそうだったけれど、この年代の時はハード・ロックや、早弾きのギターに憧れるものだ。
ソロで早く弾ける事は大切な事だけれど、それよりも大切なのは、メロディーを弾く事だよ。1音、1音にフィーリングを込めてギターで”歌う”ことが大切だと思う。音を100個詰め込むよりも、数個の音を弾く方が、深みが出る事だってあるんだから、と自分にとって大切にしている音の美学みたいなのを伝える。

$菊田俊介オフィシャルブログ「菊田俊介ブルース日記」Powered by Ameba-Hinsdale high 2/10(ブルースの楽しさを少しでもわかってもらえたらいいな。また来年にでも会おう)

そして後半は、全員が飛び入りしてのジャムセションだ。ソロをそれなりにしっかり弾ける生徒もいれば、コードだけの生徒も。でも、みんなちゃんとブルースの基本である3コードを弾けるのは、ホラン先生の指導が行き届いているからだね。

最後の方は、ロックンロールあり、ジミヘンありのハードジャムに突入。ジャック・ブラック主演の映画”The School of Rock"ならぬ、"The School of Blues”は、怒濤の盛り上がりのうちに終わった。