日にちが遡ること数日。先週の東京での最終日は、ギター・マガジン、ブルース&ソウル・レコーズ誌の編集部に出向いて、主に20周年記念の話と、インタビューを受ける。

その後は、マイク越谷さんと中野で早い夕飯を。東京中の美味いものを知り尽くしているマイクさんが選んだのは、中野の細い路地を奥のほうに行った寿司屋だった。昔気質の職人さんが握る寿司はさすがっす。ほっぺたがゆるゆるになる。さらにストーンズ大好きという店長との話も盛り上がって、開けたばかりの焼酎のボトルが、2時間後にはほとんど空だ。もちろんその8割を飲んだのはマイクさん(笑)。

美味い寿司と焼酎で腹ごしらえをした後は、高円寺に移動して、ライブハウス「ペンギン・ハウス」へ。ニューオーリーンズで活躍後、2年前に東京に戻ってきたギタリストのヒロナリさんのライブがあり、小生は飛び入り出演することになっていた。

この日は同店の開店25周年の記念ライブで、他にも3つのバンドが出演。時間が押しに押して、1時間近く遅れてやっとヒロナリ・バンドの登場となった。
「シュン、最初から入ってくれるか」とヒロナリさんの計らいで、1曲目から入れてもらう。
ファンキーにアレンジした名曲「Let it be」、ヘヴィーに料理した「Taxman」などのビートルズ・ナンバーあり、さらに「Got my mojo workin`」などのブルースのスタンダードもあって、最初から最後までノリノリのステージだ。もちろん途中には、小生とヒロナリさんのガチンコ・ギター・バトルも勃発、短い時間ながら、かなり熱く(気温も暑かったけど)燃え上がったステージだった。

$菊田俊介オフィシャルブログ「菊田俊介ブルース日記」Powered by Ameba-ペンギンハウス(シカゴでジャムって以来、2年ぶりの共演が実現!)

ヒロナリさんやメンバーの皆さんと別れて、シンスケが数ヶ月前に購入したばかりの「Jamsbee2号」に乗り込んで、帰路につく。待ち時間から小生がプレーし終わるまでひたすら飲んでいたマイクさんは、いびきをかいて、ご就寝モード。時々、起きだしては「シュン、今度は○○なアルバムを作ろうか」と言ったりする。この状況でミーティングっすかあ?(笑い)。
美味い寿司に、熱い音楽。プレーしてなきゃ小生も一緒にベロベロになってたろうなあ。