昨夜は”B.L.U.E.S”でギグだった。

ここは、チコが自分のギグがない時でも、それこそ毎晩遊びに来てはマーテルを飲みながらバンドに飛び入りしていた店だった。

BBキングの名曲「Sweet Sixteen」をJWが歌っている最中に、歌がパタっと途絶える瞬間があった。JWを見ると、目頭を手で覆って涙を拭いていた

途中からビッグタイム・サラ、デイヴ・ラッセル、サックスのアヤなどのゲスト・ミュージシャンも飛び入りして、最後の方は、ガンガンに盛り上がる。
湿っぽいのよりも楽しい方が、チコも嬉しいだろう。こうでなくちゃね。

何故か昨夜は、いつも以上に、暖かい気持ちでプレーしている自分がいた。
いろいろあって、それでもこうしてプレーできていることに純粋に喜びを感じていたのかもしれない。



ということで、もうすぐワシントンDCに飛ぶ。飛行機
ココが、ブッシュ大統領から”プレジデンシャル・アワード”とか言う、日本で言えば文化勲章みたいなのを贈られることになり、その式典とケネディ・センターでのコンサートに出演する。音譜

バンドのメンバーは、この日記でも何度か紹介した95歳のピアニスト、パイントップ・パーキンスはじめ、93歳のハニーボーイ・エドワーズ、72歳のウィーリー”ビッグアイ”スミス、やはり70代のボブ・ストロージャーなど、ブルース界の大ベテラン達

この中に小生が入ってしまって良いのかいな。えらく平均年齢下げてるけど(笑い)。
ココが歌うので、バンドをリードして欲しいと、アリゲーター・レコードのイグロア社長から、直々に連絡をいただいた。テレビ放映もされるそうなので、頑張ってきまっす。

「タキシードは持っているか?」とイグロア氏。
「持ってないっす。タキシードのギグなんてないもん」

大統領御前のイベントだからなあ。タキシード借りないといけないな、と思っていたら、あとで、黒いスーツで良いという事になった。

ということで、行って来まっす!ニコニコグッド!

菊田俊介ブルース日記-ココ&パイントップ(今回は何色のスーツで決めてくるのか、パイントップ。95歳のオヤジ、かっこいいっす)