週末に二人続けて、エンターテイメントの世界で功績を残した人達が亡くなった。

アイザック・ヘイズ
1970年代のソウル・ミュージック、メンフィスのスタックス・レーベルといえば、まずこの人の顔が浮かぶね。
スタジオ・ミュージシャン、さらにライターとしてサム&デイブの大ヒット曲 "Soul Man", "When Something Is Wrong with My Baby", "Hold On I'm Comin" などを生み出したヒットメーカーでもあった。
さらに、映画"Shaft"の音楽も手がけ、アカデミー賞とグラミー賞の両方を受賞した数少ないアーチストでもある。

アイザック・ヘイズ

小生にとっては、2003年に本人お会いしたのでその時の印象の方がはるかに強い。
忘れもしない(というか音楽人生で一番思い出になった)2003年10月24日、BBキングと共演した”An Evening with B.B.King"で司会進行役を務めたのが、アイザクだった。この映像は下で見れるので、ぜひ見て欲しいね。
http://video.aol.com/video/an-evening-with-bb-king-1/1648676
http://video.aol.com/video/an-evening-with-bb-king-2/1648677

ショウの後、楽屋であいさつすると、ニヤニヤしながら
「Yeah, you are straight, man」と3、4回繰り返して言っていた。

ここでのStraightはもちろん”真っすぐ”ではない。黒人達がよく使う単語で、このニュアンスは日本語に訳すのはけっこう難しい。強いていえば、Alrightに近いかな。「お前いいじゃないか」というような感じだと思う。物事がうまく収まっているような時にもこの”Straight”を使うね。
65歳。合掌。

もう一人は、シカゴが生んだコメディアン+俳優のバーニー・マック
最近ではジョージ・クルーニー、ブラピ、マット・デイモンの3大イケメン俳優と共演した”オーシャンズ13”への出演で知られている。
バーニー・マック・ショウでも人気があったし、伝説の”キング・オブ・コメディ”
は、いまだに黒人達の伝説になっているね。
http://jp.youtube.com/watch?v=vGATCtDLDBY
You Tubeの映像を時間があったらぜひ見てみよう。
英語がわからなくても、客の笑いを見ているだけでも笑えて来る。F◯◯K, Mother F◯ckerがどんどん飛び出して来て、ブラック・コメディの神髄ここにありって感じだ。
50歳の若すぎる死。合掌。