ブルースフェス7 ブルースフェス9

ブルースフェス3日目の土曜は、再びギブソン・クロスロード・ステージでシンガー、チック・ロジャースのバンドで出演。
このステージは名の通り、ギブソンがスポンサーだ。ステージ裏にはギブソン製の弦やポリッシュ、ストラップなんかが用意されてある。
木曜のステージの時は、もう一人のギタリスト、チコ・バンクスがギブソン335とレスポールを使っていたから、彼には弦をプレゼントしていたが、MOON社製のシグネチャーモデルを使っていた小生には無し。

ここで引き下がっては日本男児の恥っつうことで

「おいおい、俺にも弦くれよなあ、俺だって出演者だろうが・・・きさん、文句あるなら豆腐の角に頭ぶつけろ」プンプン

と正確に英訳して伝えると、菊田家伝来の空手チョップを恐れたギブソンの担当者は、恐る恐る弦を2セットくれた。

こんな経緯があったので、土曜は会うなりその担当者は、
「この弦をお使いくださいまし、へへ~」と弦を2セットと、ピックの入った袋を進呈して来た。人間話せばわかるのさ、ヘヘ。べーっだ!

チックのショウは、圧巻だった。と、出演した自分で言うのもなんだが、チックの歌を目の当たりにしたオーディエンスにはかなり衝撃的だったようだ。
ブルースフェスということで、R&Bは封印してブルースのスタンダードを中心にセットを構成したのも功を奏したようだね。終わったあとに何人もの人から声をかけられ、チックのCDにサインしてくれと頼まれたりもした。カラオケ

そのチックのCDは、お客さんに見せられて初めて見た。参加している自分がまだそのCDを持っていないってのは変だけど、そのへんをいちいち気にしていてはブルースの世界では生きて行けないのだ。

そのうちなんとかな~るだろ~お~”って植木等も歌っていたしね(てあまり関係ないか)。

ジャケットの自分の名前がちゃんとスペルされているかチェックすると、Shun Kikutaと書かれていて胸をなで下ろす。
過去にはShonSeanShuneにはじまって、名字に至っては、kokitaだのkiktaだの、極めつけはkinkutaなんてアフリカ人みたいなスペルで雑誌に出ていたときもあったしな。クンタキンテかっつうの。ガーン

ブルースフェスでは多くの出店が出るんだけど、そのうちの一つ、写真左のタイ料理のパッド・タイを食べたりしてしばらくフェスティバル会場をブラついた後で、次のギグ、ジョン・ハンコック・センターに向かう。
2000年にジャパン・ブルース・カーニバルに一緒に出演したネリー”タイガー”トラヴィスとのギグだ。
いつまでたっても、ネリーもメンバーも姿を現わさないしい。
ステージもどこにもなくて、本当にギグをやるのかいな、と?マークが頭をグルグルし始めた頃に、雨が強くなって来た。
やっとネリーが登場、メンバーも続々集まって待つうちに、結局雨でライブが中止になてしまった~。雨

ということで、明日はいよいよBBキング登場だ。