自分の誕生日よりも、思い入れがあるのが、5月26日。

1986年5月26日、19歳の菊田が初めてアメリカの土を踏んだ日だ。
自分で選んだ第二の人生の幕開け、セカンド・バースデー。

以来22年の歳月が過ぎて、日本での生活時間よりもアメリカでの時間の方がすっかり長くなってしまった。
とはいえ、自分の中ではずっと日本人だと意識して生きている(中には、アイツはアメリカ人だからと思っている人もいるかもだけど)。幼少の頃に植え付けられた価値観や感性は結局はずっと自分の中心として存在しているものなんだね。

この22年の間に良いも悪いもいろいろ体験して、でも結局自分で選んだ道だから、後悔は全くない。
あの日のボストンは、太陽光線がキラキラ輝いていて、バークリー音大までのタクシーの中から見渡せる景色が本当にきれいだった。
ドキドキ感、60%の期待と40%の不安な気持ちが鮮明に思い出されるね。
あの日の気持ちを思い出して、また頑張ろうという気持ちにさせてくれる。
また新たな一年の始まりという意味で、小生にとっては、正月のようなものでもある。

そして、今夜は水曜レギュラーの”ブルー・シカゴ”で1時半までプレーしたあと、そのままココのメンバーと合流、夜中にアーカンソーに向けて旅立つ。

22年前に描いた自分の将来と現在は、微妙に違っているけど、大きく逸れてもいないようだ。
このまま走り続けていくぞ、俊介。よろしく。