シィンティア

キングストン・マインズから帰ってベッドに横になったのが5時半。3時間だけ寝て、スーツに着替えてマウント・モライア教会へ向かった。さすがに眠いぞぐぅぐぅ
ダンキンドーナツでコーヒーを買って車で飲むうちにやっと目も冴えて来た。グッド!
ちなみに、最近リーダーになってくれた人のために、モライア教会でゴスペルを演奏するようになった経緯は、2004年4月のブルース日記にてご確認を
http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=70594&log=200404

写真のシィンティア・ホワイトは、モライア教会のメンバーで、現在はボストンのバークリー音楽大学に通うシンガー。つまり小生の後輩だね。学校が夏休みに入ってゲイリーに戻って来た。(アメリカの大学は5月中旬から8月下旬まで夏休み。実に3ヶ月半!)
物心ついた頃から両親に連れられてモライア教会で歌い始めたシィンティアは、19歳にしてシンガー歴16年。バークリーでは、MPE(Music Production and Engineering)といって、プロデューシングや録音技術を中心に学ぶ学科を専攻している。自分で歌えて、曲を書き、プロデュ-スもやり、さらに録音もできれば”鬼に金棒”だ。コンプリートなミュージシャン目指して頑張れ、シィンティア。楽しみだ。音譜

黒人社会では教会の役割が本当に大きいんだね。
特に音楽に関しては、ミュージシャン養成所そのもの。
歌の好きな子はクワイヤーに入り、楽器の好きな子は教会の楽器を借りて、教会内の先輩ミュージシャン達が基本から教えてくれる。
しかも、小さい頃から日常的に教会のオーディエンスの前で歌ったりプレーするから、才能のある子は10代半ばで金をとるプロミュージシャンになってしまう。
この日常的にオーディエンスの前で歌い、演奏するってのがミソ。人前で場数こなすのが一番うまくなる近道だからね。

アレサ・フランクリン、グラディス・ナイト、ホイットニー・ヒューストン、メアリー・J・ブライジなど、黒人シンガーのほとんどは、教会で歌を学んでいる。
音楽のタレントがどんどん次世代に受け継がれて行く背景には、こうした教会のシステムが大きく影響しているんだ。