寅先のブログ

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(前回掲示が宜しくなかったのので削除して再掲載しました。)

昨日、「SS詩会」があり、二首提出しました。
1首目の課題は『××七夕』。私は、被災地の七夕を詠みました。


 『被災地七夕』

● ● ● ○ ○ ● ◎

駭浪襲侵東國安、 駭浪 襲い侵す東国の安、

○ ○ ○ ● ● ○ ◎

親朋離散別愁酸。 親朋 離散して別愁酸たり。

● ○ ● ● ○ ○ ●

刧餘七夕祈求事、 刧餘 七夕 祈求の事、

○ ● ○ ○ ○ ● ◎

天上人間皆作團。 天上 人間 皆な団を作さん。

______(上平14「寒」韻)


・「駭浪」は、「狂涛」としてもよい。大津波のことで、現代中国語では「海嘯」という。

・「東国安」は、東北地方の安泰のつもりだったが、「安」一字では舌足らず、と師より指摘された。

・「刧餘」は、災いの後のこと。天災、戦災などの後。ここは勿論、巨大津波の後。

・「七夕祈求事」は、七夕の夜、笹に短冊をさげるなどして、祈願する内容の意味。

・「天上人間皆作団」は、天上の織姫と牽牛も、地上の我々人間もみんな団欒出来ますように。

 というつもりだったが、「団」一字では舌足らず、と師より指摘され、且つ「皆」がどうか?とも。

・確かに。韻字だけに苦労したところで、もう一度推敲します。

2首目の課題は『曝書偶作』


 『曝書偶作』

● ○ ● ● ● ○ ◎

曝涼古籍午時天、 曝涼古籍 午時の天、

● ● ○ ○ ● ● ◎

幾百陳篇父祖傳。 幾百陳篇 父祖伝う。

○ ● ○ ○ ● ○ ●

愚息心慚少繙讀、 愚息心慚ず繙読の少なきを、

○ ○ ● ● ● ○ ◎

南軒晒背枕書眠。 南軒に晒背を晒し書を枕に眠る。

_______(下平1「先」韻)


・「曝涼」は、秋の好季節に書籍を天日に晒し、通風して、蠧魚(しみ)や湿気からまもること。

・「午時天」は、正午頃、昔の午の刻。

・「陳篇」は、古い本。「古籍」とダブり、「佳篇」とした方が良かったかと思う。(師の指摘は免れたが)

・「父祖傳」は、父や祖父、延いては先祖。

・「愚息」は自分のこと。「心慚」と続けたが、ここは「愚鈍 吾慚」とする方がより良いと師の指摘あり。

・「繙讀」は、読書すること。・「晒背」は、日向ぼっこで、背を陽に向けること。

(定稿)

曝涼古籍午時天、幾百篇父祖傳。愚鈍吾慚少繙讀、南軒晒背枕書眠。