ボブ・マーリー、なので | しゅんの親バカな日々

ボブ・マーリー、なので

21日㈫、『ボブ・マーリー:ONE LOVE』を妻と観に行きました。

 

レゲエの神様ボブ・マーリーの生涯を綴った映画ですが、『ボヘミアン・ラプソディ』のように虚実織り交ぜたアート作品ではなく、あくまで史実の再現に徹したノンフィクションと見受けられます。

 

ボブ・マーリーというと俺らからすると漫画『迷走王 ボーダー』の蜂須賀さんを通してのイメージが大きい。

原作者がそもそも【狩撫麻礼】(かりぶ・まれい)ボブ・マーリーとその母国ジャマイカの浮かぶカリブ海からとったペンネームである。よっぽどボブ・マーリーになりたかったんだろう。

『迷走王 ボーダー』でも主人公蜂須賀さんが、5億円を払って東京ドームを貸切にして、故ボブ・マーリーの妻リタらを招聘して【ラスタマン蜂須賀&ウェイラーズ】として一夜限りのライブコンサートを開くエピソードがクライマックスだった。

 

正直あんましレゲエ音楽はわからない。が、ボブ・マーリーの曲とかメッセージとかは感動するほどに突き刺さってくるのは実感だわ。見応え十分、いや十二分。

 

こないだ父母とは『鬼平犯科帳』の話で盛り上がってた昔を書いたが、『迷走王 ボーダー』の話題はおそらくその数倍は語り合った事だったろう。なので、母上はまだ入院中だが(そろそろ退院らしい、明日相談に病院に呼び出された)退院したら連れて行ってあげたい映画だ。

 

 

新田次郎の小説『アラスカ物語』を最近読んでた。こないだ横川駅近くを歩いてたら古ぼけた本屋で文庫版を見つけたので衝動買いしたのだ。古本屋ではない。奥付を見ると文庫初版が昭和55年でこの本は平成3年の刷であるから、実に33年もの間この棚に刺さったままだったのだろう。店主は数分かけて埃を拭って売ってくれた。

 

ハードカバーの『アラスカ物語』は小学校一年生当時の愛読書であった。

だが二年生になったら愛読書は松本清張の『砂の器』に移ったので、以来49年読んでなかったので、もう内容はすっかり忘れてしまってて(笑)実に新鮮な気持ちで読みました。

(ちなみに小3ではアレックス・ヘイリーの『ルーツ』全3巻、小4では『今昔物語』を原文で読み、小5では『古事記』『日本書紀』が愛読書であった。)

 

『アラスカ物語』とは、明治に東北で生まれた青年フランク安田がアラスカへ単身渡ってその地に根をおろし、現地のエスキモーと結婚して自身もエスキモーとなり、獲物のとれなくなった海岸から数百人を率いて山脈を越えて、内陸に新しい村を築いて指導者として生きた実話。フランク安田は昭和32年に90歳で亡くなるのだが、出国以来ついに帰国することなく人生を終えた。

 

で、その横川で同時に買ったのが『ベロ出しチョンマ』(斎藤隆介作・滝平二郎絵)こちらは40年以上売れ残ったままで、今なら1650円する本が当時の価格740円で買えたからシメた物だろう。

明日からこれ読むが、実はまだ積ん読状態の本が他にも数冊あるわー。

 

ちょす