鬼平犯科帳 血闘、なので | しゅんの親バカな日々

鬼平犯科帳 血闘、なので

14日㈫、夜勤明けに一人で『鬼平犯科帳 血闘』を観に行きました。

あんまし期待はしてなかったです。(客も俺含めて2人だけだったしな。)

松本幸四郎だとやはり中村吉右衛門の貫禄とか迫力にはまだ到底及ばないと思ってたからです。

 

しかし間違ってました。

 

最高の時代劇映画です。

完全に予想を遥かに上回った出来で、もう面白くてたまりませんでした。

 

思えば『鬼平犯科帳』とは長い付き合いです。

子どもの頃の松本白鴎や丹波哲郎や萬屋錦之介のバージョンはまぁ省きます。

90年代中村吉右衛門のからは今は亡き父と一緒にドハマりしました。

ある時、父の誕生日祝いを口実に『鬼平犯科帳』文庫全巻をまとめ買い(外伝含めて25冊以上)して親子で回し読みしたもんです。

母もそのうちハマったもんで、親子3人で鬼平談義するだけで何時間も潰してました。

池波正太郎作品は『真田太平記』は既に持ってて(今だに読み返してる)その後『仕掛人藤枝梅安』『剣客商売』なども全巻揃えまして、一作家で百冊以上も本棚に並んだのは池波作品だけかもしれない(小説家では)。そのうち中山七里作品が追い抜くとは思いますが(笑)

その池波作品でも(真田太平記は別格として)『鬼平犯科帳』は特別なお気に入り枠です。

TVドラマも一本一本がまるで映画並みにクオリティーが高く、キャストも脇役まで隙のない布陣だったし。音楽もいいし。

 

で今回の松本幸四郎心機一転の新バージョン、決して中村吉右衛門バージョンに負けてないです。

映像も非常に美しいです。

多少の設定変更もありますが、それは吉右衛門バージョンでも有ったこと。許容範囲です。

キャストも音楽も素晴らしいです。

 

うわー、こりゃパンフレット買わなきゃ!…と売店へ急ぎましたが2420円もします。

迷わず買いました(笑) ※パンフは映画のみならず、TV含めての第一シーズンのパンフレットでしたが。

 

ああ~、こりゃ妻も連れてってやりゃ良かった、と後悔しました。

 

今後の展開も待ち遠しいです。

 

ちょす