パーフェクトデイズ、なので
17日㈬、夜勤明けに一人で『PERFECT DAYS』を観に行く。
妻子は既に観たらしい。
俺が年末年始、休みなく働き続けてる間に、俺に黙って観に行ったそうな。
…いや、いいけど。
なんで内緒で行ったんだろうな?
だいたい妻子って『ベルリン 天使の詩』さえ???な顔して観てたぐらいヴェンダースとの相性はあまり良くないと思ってたんだがなぁ。
まぁ、今回は役所広司さんだから『孤狼の血』で馴染みがありすぎるんだろなぁ。(『Shall we ダンス?』のDVD昨日買ったしなぁ。)
俺はというと昭和末期の『ベルリン 天使の詩』公開直後からの生粋のヴェンダースフリークです。
『都会のアリス』『まわり道』『アメリカの友人』『ことの次第』『パリ、テキサス』なんかが次々とリクエスト上映されるのを片っ端から観たクチです。『ベルリン天使の詩』は東京や広島で6回以上は観に行ってますし、ビデオも何回もレンタルしてたので当時のアニメ会社の同僚たちに引かれるレベルです。
でも実は特に『さすらい』が大好きです。映画館で一度しか観てないけど、忘れられません。
その後も『ファラウェイ・ソー・クロース 時の翼にのって』とか『ブエナビスタ・ソシアルクラブ』とかも本っ当に大好きです。
で、本作『PERFECT DAYS』、凄かったですね。
清掃員の日常が淡々と描かれているだけなのに、なんでこんなに退屈しないんだろう。
もうヴェンダースは小津安二郎やタルコフスキーをも超えてる映画職人なのかもしれませんね。
それにしても役所広司さんが凄すぎますね。
世界に通用する代表作がいったい何本あるんだろうってレベルになってますよ。
ちょす