子どもら誕生日、なので
「銀ぽあ、しましょ」
わが、広の町では通じる常套句である。
銀ぽあーる杉本というケーキ屋さんに行く事をそう言うのだ。
20日がガクちゃんの誕生日で、24日がハルちゃんの誕生日で、今年は二日とも銀ぽあ、しました。
岳飛は今年二十歳になりました。二十歳ですよハタチ!
信じられませんよ、俺が親になってから20年も経ったなんて。
晴日は16歳です。
ハルが小さい頃の話をします。
4歳だったか5歳だったか、生まれる前の記憶を話してくれた事がありました。
あかちゃんがたくさんくものうえにいてね、
ぼくらはくものあいだから地上をみおろしててね、
ぱぱとままがみえてね、ここのこになろうってきめたの
小学校に上がった頃にはもうハルにもそんな記憶はなくなってて。
でも、子どもらは皆自分で親を選んで生まれてきてるんだなぁ…って不思議を俺はハルに教わりましたよ。
子どもらと生きるという充実感てぇのは不思議なもんで、正直俺はハルをもう35年か40年育ててる気がします。
え?まだ16年なの?って感覚ですね。
ハルの幼児期記憶にはもう一つ、トンデモナイのがありましたが、それはかなりヤバい内容なのでちょっとここには書けない(笑)
そのうち限定記事にでも書いてみようか墓場まで持って行こうか考え中。
ちょす