日2024/2/27日本製鉄(5401.JP)が大きく反発を見せた。

 

同社は米鉄鋼大手USスチールを約141億ドル(約2兆1200億円)で買収する計画を発表している。

 

契約時の株価に40%のプレミア価格を付けての買収になっている。

 

USスチールは、アメリカペンシルベニア州ピッツバーグに本社をおく製鉄会社だ。

 

エルバート・ヘンリー・ゲーリーとジョン・ピアポント・モルガンが創設した会社だ。

 

二人の名前を知っている人も多いのではないだろうか。

 

USスチールは時代の流れにより衰退したが、アメリカの工業化の象徴的な企業でもある。

 

バブル経済のときには日本の企業がニューヨークのロックフェラーセンターを買収しました。

 

ニューヨークの高層ビル群の中でもかなり象徴的な建物だった。

 

その時にも、社会的な強い抵抗が見られた。

 

その経験からも、米社会でのシンボル企業が日本企業に買収されることに対して、懸念の声があがっている。

 

バイデン大統領やトランプ氏、他の政治家なども反対の意味の声明を出している。

 

全米鉄鋼労働組合(USW)も反対としていた。

 

しかし、2024/2/27に。ブルームバーグ通信は、

 

日本製鉄が全米鉄鋼労働組合(USW)と秘密保持契約を締結したと報じた。

 

我々が内容を知ることはできないが、何かしらの交渉が行われ合意したようだ。

 

この報道によって日本製鉄株は上昇した