占星術の火星について | 関口 シュン *** ASTERIUM通信 ***

関口 シュン *** ASTERIUM通信 ***

           心理占星術家の関口シュンが、想いをつづるブログ

フェイスブックで書いた記事が好評だったので、
ブログにも載せておきます。

占星術の専門的な話ですが、よろしかったらお読みください。

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近頃、火星が世間を賑わせているようなので、火星について、専門的にちょっと面白いことをひとつ。

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出生図の火星は、「プライド:自尊心」として読むことができます。

火星の在するサインとハウスで、その人のプライドがどんなふうに、どんなシーンで表現されるかを理解できます。

なぜなら、火星は不思議な星で、パーソナル天体とされていながらも、地球の外惑星。外惑星ということは、私たちの意識に宇宙意識を注ぎ込み、運命を開放していこうとするからです。

とはいえ、ヒエラルキー的には、太陽の外側で木星の内側なので、火星は広い視野をもって、人として然るべき行動、善きことのために仕えることを意味づけられています。

ですから、私の心理占星術講座では、
火星を「高貴な力」「守る力」、”ノブレス・オブリージュ”(直訳すれば、社会的に上位に位置する者が「義務」として下位に対して尽くす精神)とも説明するのはこの理由からです。

そのことを踏まえて、各自の出生図の火星を覗くと、その人のプライドの持ち方、頑張り方、見栄の張り方、気概やカッコよさが見えてきます。

このプライドは、恋愛や家族などの愛情や友情をカバーする力、そして仕事をする際にも個人的コンプライアンスにもなるものですね。


占星術をご存知の方は、今一度、火星をそのように解釈して、自分や周囲の人たちのチャート眺めてみてはいかがでしょうか?

また、占星術を知らない方は、お近くの占星術を学んだ方に訊ねてみるとよいでしょう。

もちろん、火星の最低最悪な使い方もありますが、じつは、そのように使ってしまう経緯や動機にも、こうして火星を深読みすることで理解できていくこともあるのです。