ジャンヌ・モロー主役
フランソワ・トリュフォー監督
フランス映画「黒衣の花嫁」
幼なじみで、ずっと愛し続けていた彼が、結婚式最中に何者かに射殺されてしまう。
「キル・ビル」の下敷きにもなったサスペンス映画。
ジャンヌ・モローが、彼氏殺しの犯人たちを5年かけて探し出して、次々復讐していくお話。
彼氏が亡くなったのは、計画的殺人ではなくて、偶発的事故だったのだが、彼女は犯人達を決して許さない。
大昔に観て以来、なかなか観れなくて「また観たいなぁ」と言っていたら、BDを誕生日プレゼントにもらった。
BDをもらってすぐにその晩に観たら、やはり面白かったなぁ。
最後の1秒まで目が離せない話だった。
結果、彼女は死刑になるんだろうが、映画の最初の方で自殺しようとしていることから、彼がいない人生なんて生きていても仕方ないと思っているのだろうから、それも本望なのだろう。
私も、何十年に渡ってずっと愛していた人を失った。
生きていても仕方ないとも思う。
でも、復讐しようがない。
癌が憎い、憎い。でも、癌にはどうしたって復讐できない。
この先、医学が発展して、癌に打ち勝つ薬が現れることが、癌への復讐なのだろう。
私には何もできないが、医学関係者、化学関係者の方達、どうぞ、一刻も早く、この憎き病に制裁を与えられる日がきますように