先週末に、WBCのドキュメンタリー映画「憧れを超えた侍たち」が地上波初放送された。
でも持ってるけど、録画してしまった
もう一度ちゃんと観て、あの日の感動が蘇って
涙が溢れた。
映画の感動以外の涙、寂しさの涙
あいみょんさんの主題歌で号泣
それは、これは特別な映画だから
彼と一緒に観た、最期の映画だから
彼とは20歳の時から、多分もう200~300本の映画を、映画館で一緒に観てきた。
話題作や大作や、2人で興味をもったものなど
その最期が この映画だった。
体調もあまり良くないし、頻尿なので映画館で長時間の映画を観るのは躊躇われる、と言って渋ってた彼だったけど
「やっぱり観たいし、行くかぁ!」と、私の仕事帰りに職場まで迎えに来てくれて、そのままレイトショーを観に行った。
6月3日
脚の浮腫が酷くて歩くのも辛いので、「オレ、ここに座ってるからチケット買ってきて」と言われて、チケット販売機に1人で行ったら【2,200円】という金額にびっくりして少し私が戸惑っていると、彼が歩きにくそうにしながら後ろから来て「どうしたの?」って怪訝そうに覗き込んできた。
でも、これも思い出
後からも彼に楽しそうに言われた
「チケット販売機の前で固まってた〇〇(私の名前)、面白かったわぁ」
彼が笑ってくれたのならそれで良し
映画は単なるドキュメンタリーを超えた感動ものだった。
あの歓喜の舞台裏はこんなだったんだぁ、と
終わったあとの彼の表情が忘れられない
「下手な作られた映画より、ずっと面白かったよー」と、とても満足気な顔。
気になっていたトイレも約2時間、我慢できた。
その時は、まさかこれが一緒に映画を観る最期になるとは思わなかった。
彼も、最期の映画館になるとは思ってなかっただろう。
8月から公開のミッションインポッシブルも行く予定だった。行けると思っていた。
ただ、このミッションインポッシブルは、来年に公開されるものとセットになって完結と聞いていたので、「来年は難しいかな」という思いはあったから、少し躊躇いもあったが
でも、8月17日に退院したら、そっから体力つけてら、ミッションインポッシブルも、彼が一番好きな映画「グリーンマイル」も9月に劇場公開されるから、行くつもりだったのだ、彼自身。
まさか、退院したら、そこから坂道を転がるように体調が悪くなっていくとは·····
長くなるので、また次回に続きます