入院15 日目 (腎瘻造設15日目 放射線治療6回目 )
今日 主治医が病室に来て言われました
「残念ながら、この血液検査の値では、ドセタキセルはできない。使える抗がん剤はもうありません。あとはどういう治療をしていくのか、月曜日にご家族も一緒にお話しましょう」
腎瘻をしても、腎臓の値が良くならないからダメらしい
はい·····
「前向きな治療」は終了となりました·····
2年7ヶ月治療してきて、遂にこの日が来てしまいました。
最後まで諦めずに「抗がん剤をして戦っていく!」という彼の希望は叶いませんでした
あとは、いかに痛みや苦しみを軽減して暮らしていくかに軸足を変えます。
今日は放射線治療6回目
あと4回です。
放射線で膀胱がやられているのか、痛みは日々増していって、1日3回✕500mgのカロナール、朝晩のオキシコドン、そして量を増やしてもらったオキノームを適宜、痛みが強くなったら
オキシコドンは、今夜から倍に量を増やしてもらいます。
腎瘻をしても、排尿する度に激痛は和らぐどころか尿道が裂けるような痛みすらあるようです。
麻薬系の鎮痛剤が増えたせいで、頭がボーッとするのか、彼は今までほとんどなかったLINEの誤字脱字も増えてきました。
夜はほとんど眠れず、昼間うたた寝をしてしまう、
昼夜逆転の日々が続いています。
食事もほとんど食べられなくなってきました。
精神的なものもあったのかもしれませんが、今夜も鯖の竜田揚げを半分食べただけ。
食欲はなくても、こんなものは食べられます
病院内の果物屋さんから買ってきた桃🍑を「美味しい~」と、皮を手で向いて
丸かじり
便秘も続いていますが、前回飲んだ下剤(スインプロイク)は効き過ぎて怖いので、今の所ミヤ顆粒で様子見です。
他には、血圧の上が96くらいと、ずっと低血圧が続いています。
心臓に何か問題があるのか(血液検査で心嚢液貯留を示す値が増えていた)心配ではあります。
そんな中、悪い話だけではなく、良いこととしては、浮腫がまだまだ減ってきています
今日の体重は82.8kg
いちばん重かった時より13kgも減っています。
1週間で10kg近い減です。
パンパンだった左足もかなりほっそりしてきました
90kg→93kg→95kgと、どんどん浮腫が増えてた時は、このまま100kg超えるんじゃないかと慄いていたので、これは素直に嬉しいです。