男女の細やかな関係を情感豊かに表現する自称“無頼”作家。
その人が「藤沢周平が面白い」ということを言っている。
???
作風は正反対だと思うけれど、その昔、フランスにいるとき、日本料理店でたまたま藤沢周平の本を読んだのがきっかけだとか。
その本とは「用心棒日月抄」。
読み進むうちに、ぐいぐい引きこまれ、翌日、またその料理店に行く。
「きのうの、あの本読みたいんだけど…」とそこの店のオーナーに言うと、すかさずオーナーは目の前の人を作家とは知らず「面白いでしょ?」。
「用心棒日月抄」
藤沢周平の作風は、おそらくこの時代小説から変わったと思う。
それまではどちらかといえば暗いところがあった。
でも、「用心棒ーー」は、タッチが明るい。
しかも、実に面白い。
お勧めです。