私たちは誰のために働いているのでしょうか。

 

それは、社会のために働いているのです。

 

ただ、こんな事は当たり前のことですし、これがわかっていても、戦略を立てようがありません。

 

 

この時に考えることは、

 

「お金を払ってくれる人のために働く」

 

ということです。

 

 

お金を払ってくれるのは誰でしょう?

 

同僚ではありません。

 

上司でもありません。

 

あなたを雇ってくれている会社の社長でもありません。

 

 

「いやいや、私は会社から給料が出ているんだ」

 

と思うかも知れません

 

会社の社長が100%赤字でやっている事業なら、会社の社長がお金を払ってくれているで正解でしょう。

 

でも、それは例外です。

 

 

あなたにお金を払ってくれているのは、あなたの商品やサービスを買ってくれている人たちだと考えます。

 

当たり前のことです。

 

でも、これを履き違えている現象をよく目にします。

 

 

上司に気に入られよう

 

会社に気に入られよう

 

関係各位との太いパイプを作ろう。

 

 

もちろん、会社との友好関係は必要です。

 

でも、根本の部分を見失ってしまっては、元も子もありません。

 

 

私の場合、ユーザーは学生さんや読者の皆さんです。

 

そして学費を支払ってくださる親御さんです。

 

ですから、生徒や読者のためになって、親御さんが納得してくれるものは何か、

 

ただ。この一点に照準を合わせました。

 

 

そのため、20代の頃は、校舎長や本部とずいぶんやり合いました。

 

なんて、我の強い男だと思われたことでしょう。

 

 

しかし、それは我ではありません。

 

むしろ我はゼロです。

 

「生徒のため、親御さんのため」

 

ただ、これだけです。

 

 

それで出世が遅れたとも言われています。

 

でも、私は失業しませんでした。

 

理事長さんが胆力のある立派な方だったというのもありましたが、

 

私自身が

 

「お金を払ってくれる人のために働く」

 

に一貫したからだと思います。

 

 

私は、一切のロビー活動も行いませんでした。

 

飲み会や交流会には、原則参加しませんでした。

 

そこでゴマをすれば一時的に上に行けるのかもしれません。

 

でも、それらはすべて一時的なものだなと思いました。

 

 

なぜなら「お金を払ってくれる人が誰か」

 

を忘れた人は、残らず消えてしまったからです。

 

これは、様々な分野で見てきました。

 

 

しかも、これからの時代は、IT革命により、ますますそういう時代になっています。

 

もちろん、私の判断が正しいとは言いません。

 

 

ただ、私のような平凡な人間が、ここまで餓死することなく生きていけたという例があるということで、お話ししました。