20年前、私は週休5日という選択肢を取りました。

 

その時、色々な方からアドバイスをいただきました。

 

ほとんどの方は大反対でした。

 

 

ある方からは、中堅の予備校を紹介していただきました。

 

非常に手堅い経営をする予備校でした。

 

紹介していただいた方からは、

 

「これからの時代は手堅いことが一番ですよ」

 

とアドバイスしてくださいました。

 

 

しかし、現在、その予備校は存在しません。

 

10年以上前に廃業してしまいました。

 

手堅い経営をするからこそ

 

これ以上この事業をするべきではないと、見切りをつけたのかもしれません。

 

 

他の方からも予備校を紹介していただきました。

 

そこに行くためには東進さんを辞めることになってしまいます。

 

東進さんは20代頑張って走り抜けた場所でした。

 

だから「辞めたくないな」って気持ちがあったので、お断りしました。

 

そちらも、ほぼ予備校事業から撤退したと聞きます。

 

 

私がこの時に判断基準にしたことが

 

「アドバイスしてくれた方が幸せそうかどうか」

 

「アドバイスしてくれた人みたいに自分がなりたいかどうか」

 

でした。

 

 

若い頃、ある方とのお付き合いに猛反対されたことがありました。

 

その時反対していた人は、離婚をした後、

 

何回か恋愛をするものの、必ずうまくいかず

 

子供とも離ればなれになってしまい

 

恋愛・結婚に関しては不幸そうな方でした。

 

私はその人を見て

 

その人の意見には耳を傾けないことに決めました。

 

もしこれがモテモテで、恋愛も結婚も全てうまくいっている人だったら、

 

その人の意見に耳を傾けていたかもしれません。

 

その時の私の判断は間違っていませんでした。

 

 

私に東進さんを辞めるようにアドバイスをしてくださった方もそうでした。

 

とても偉い方で、立派な方でした。

 

でも、その人のようになりたいかと思うと

 

「この人みたいにはなりたくないな」

 

と思いました。

 

その人を蔑んでいるわけではありません。

 

その人のような立派な人間になるのは疲れるなと思っただけです。

 

 

私が「週休5日にしようと思う」と言ったときに、唯一、

 

「いいじゃない。楽しそう」

 

と言った方がいました。

 

安河内哲也さんです。

 

安河内さんを見て楽しそうだと思っていました。

 

(多分彼は言ったことを忘れているでしょうが…)

 

だから週休5日にしてみました。

 

 

おかげで今は楽しく、気楽に、セミリタイア的ポジションでお仕事をさせて頂いております。

 

 

ネットでの誹謗中傷も同じだと思います。

 

もちろん真摯に受け止めるべき意見もあるでしょうが、

 

それと同時に、それを行なっている方のようになりたいかどうかを判断基準にしてみてはいかがでしょうか。