「ここだけの話、嫌いな人は?」

 

と聞かれると困る。

 

嫌いな人を言いたくなくて困るのではなく、

 

嫌いな人がいないんです。

 

綺麗事ではありません。

 

本当に嫌いな人がいないんです。

 

 

そう言うと切り返しで

 

「誰かに嫌な目にあったことはないか?」

 

と聞かれます。

 

それはたくさんあります。

 

でもその人が嫌いなのとは違います。

 

「罪を憎んで人を憎まず」

 

と言った聖人君子みたいなことを言いたいわけではありません。

 

 

私はなぜか若い時から、ある程度良いポジションにつけていただけました。

 

その結果、自分が最年少という場面がデフォルトでした。

 

 

講師としても最年少

 

コメンテーターとしても最年少

 

講演会で過去に登壇した話者の中でも最年少

 

 

私はずっとそうやって生活してきました。

 

 

その結果、

 

「周りの人は少なくとも自分より立派」

 

という認識が生まれました。

 

だから例え嫌なことがあっても、

 

「相手が悪いのではなく、自分がまだその域まで達していないから嫌な思いをするんだ」

 

と思うようになりました。

 

 

年を取ったら変わるのかな、と思ったら変わりませんでした。

 

どうしてだろうと考えると、20代の時にやっていることと今やっていることが大して変わらないからではないかと思いました。

 

だから、たとえ嫌なことがあっても

 

「少なくともこの人は私よりも立派な人間なのだから」

 

と思うようになりました。

 

その結果、その人を嫌うことがなくなりました。

 

嫌いな人を減らしたい方は是非とも参考にしてください。

 

と言いながら参考にならないだろうなと思っている自分。

 

なぜなら

 

「少なくともあなたは私よりも立派な人間なのだから」