昨日収録があった朗読むすめの収録音声が届いた。

 

朗読音声を聞いていつも思うこと、そしてメンバーの舞台などを見に行っていつも思うこと。

 

それは

 

「あのとき芸能を目指さなくて良かった」

 

ということ。

 

写真ではよくわからないかもだけど、高校時代、ちょっとイケメンだった時期があった。

もっと良い写真を残しておけば良かったと後悔。

 

そのときにちらっと芸能界のお誘いがあってなびいた時期があったが、いろいろあって結局行かなかった。

 

「行かなくてホント良かった~」

 

舞台を見に行くたびに思う。

 

舞台に出ている人の演技力に本当に驚いて、そう思う。

 

こんなのどうやったって真似できないと思う。

 

しかもその人たちが日本でトップの役者かというとそうではないのだ。

 

これほど才能に溢れているのに。

 

とてつもなく層の厚い世界だ。

 

 

だからといって

 

「芸能人なんてなるものではないよ」

 

と言っているわけではない。

 

世の中には向き不向きがある。

 

それをやるために生まれてきた人というのも一定数いる

 

だからこそ、自分がその世界に呼ばれていると思ったら、迷わず飛び込むべきだと思う。

 

 

そのときの一つの指標。

 

私は、学校の授業を聞きながら、

 

「ここの説明、こうした方がわかりやすいのに」

 

とか思いながら授業を聞いていた。

 

「なんでこんな回りくどい説明するのだろう。こうしたら良いのに」

 

と思いながら授業を聞いていた。

 

授業の中身よりも先生の「教え方」ばかり気になっていた。

 

気になりすぎて授業の中身が入ってこなかった学生時代だった。

 

そのときは教師なんて一切考えてもいなかった。

 

 

でも、今、思うこと。

 

そういう子どもだったから、今の自分があるのだなと。

 

 

あと「教育」は、本能であると考える。

 

子どもを産み育てるということは人間の本能。

 

つまり育て育む「教育」もつまりは本能の行為。

 

育ったら、どんな動物でも必ず巣立っていく。

 

巣立ちを迎え、離れていくことは寂しいが、

 

それも世の摂理。

 

 

自分の向いている方向で、本能に叶った仕事ができていることに喜びを感じます。

 

金谷俊一郎