タイトルの件につきましてお答えいたします。

 

確かに朗読むすめのメンバーには雑用させておりますが、

 

これは、いわゆる「タバコを買ってこい」とかそういうものではありません。

 

なぜなら私はタバコを吸わないからです。

 

なんてことを言うと論点が分からなくなるのでちゃんと話します。

 

 

朗読むすめのスタジオ収録は「共同収録」という形をとっています。

 

こんな感じで。

 

 

 

ナレーションの収録は連続で2時間から3時間が限界です。

 

そこで朗読むすめでは、朗読を原則1時間交代で行なっています。

 

それでは1時間朗読して1時間休憩かというとそうではありません。

 

朗読を行っていない時間は「アシスト」に回ってもらいます。

 

 

アシストとは、原稿とアクセント辞典を片手に

 

「読み間違いはないか、アクセントの誤りはないか」

 

などをチェックしてもらう係です。

 

メンバーの SNS 用の写メを撮るのも大事な仕事です。

 

ディレクターから

 

「どっちのテイクが良いと思う?」

 

と意見を求められることもあります。

 

 

このように、ただ見学するのではなく責任感をもって見学してもらうことによって、大きな勉強になると考えています。

 

大きな成長になると考えています。

 

10月から収録を始めて9ヶ月になりますが、本当に上手くなりました。

 

これも共同収録の賜物だと思っております。

 

またこの共同収録に対して理解を示してくださるメンバー並びに事務所所属の方は所属事務所の方には感謝の言葉しかありません。

 

 

というと、それ以外にも色々とやらせてるではないかとメンバーから異論が出るかもしれません。

 

ただやらせている仕事はすべて、収録やオーディオブックなどの制作に関わる仕事ばかりです。

 

 

メンバーの皆さんは将来、演者に回って活躍して行くのだろうと考えています。

 

共同収録といったようなものは二度とないだろうと考えています。

 

ただその時に、制作サイドの気持ちに寄り添える演者になることが重要であると考えています。

 

そうなれないで消えていった演者を多く見てきました。

 

 

正直、専属スタッフを置いた方が安上がりなのかもしれません。

 

あくまでも演者なので、プロのスタッフよりは手際が悪い部分もあります。

 

ただそのぶん皆さん一生懸命頑張ってくれています。

 

全員で「朗読むすめ」を作り上げていこうという意欲が見え、嬉しい気持ちになります。

 

 

ですから

 

「いつか「雑用」しなくても良くなる日を夢見て」

 

頑張ってもらいたいと願っています。

 

金谷俊一郎