ミコトさんからのコメントで

「マツコの知らない世界」に出演したのが

去年だってこと思い出しました

 

出演依頼がきてから3週間

他の仕事すべてストップさせて没頭しました

私がテレビに出るきっかけとなった駅弁業界が

コロナで危機に瀕している

ささやかではあるが

私の力で

なんとかご恩返しをさせていただきたい

その一心で頑張りました

 

マツコさんとも

墓場まで持っていかなきゃいけない

内容のトークまでして

本当に楽しませていただきました

 

さて

前回紹介した田辺さん田中さん以外の

朗読むすめの他のメンバーについて

通信簿です



 

近藤菜々子さん(名古屋枠)

 

声のお仕事に対する真摯さを感じました

 

正直声優を目指されている方というのは

玉石混交です

声というのは毎日気軽に出しているものなので

声優の仕事を軽く考えていらっしゃる

声優志望の方も本当に多くいらっしゃると感じます

 

その中で近藤さんは

お若いのにまるで職人のように

淡々とかつ黙々と

レベルの高い録音をしてくださいます

 

11月の朗読劇も

オンラインで拝見しましたが

見事なものでした

 

朗読むすめのメンバーも

すでに近藤さんのファンになっている

皆さんが多いです

 

心から

声のお仕事で生計を立ててもらいたいな

と思える方です


 

松尾有紀さん(姫路枠)

 

真摯に取り組んでいらっしゃる

様子が伝わってきます

 

朗読むすめのために

わざわざブログまで立ち上げてくださっています

 

 

また自分の評価に非常に厳しい方らしく

自らの音声に絶えず疑問を持ち

精進なさっていらっしゃいます

 

また年齢は決して上というわけではないのですが

メンバーの頼れるお姉さん的な存在として

慕われているとのことです

 

私も「姉御」と呼ばせていただいております

 

「朗読むすめのギャラは朗読むすめのために使う」

ということで

積極的に神社仏閣や史跡を巡っていらっしゃいます

 

私も20代の頃には多くの史跡を巡っていました

その時の蓄積が

今の自分を形成していると考えております

 

朗読むすめの良き「姉御」として期待しております



 

山﨑彩奈さん(京都枠)

 

実は関西枠は1名の予定でした

 

朗読むすめも最初は2~3名の予定でしたが

126名の応募があり

かつ

ものすごくレベルの高い人が

集まってきたので

どうしても6名以下には

絞り込めませんでした

 

「松尾さんか山﨑さんのどちらにするか」

スタッフと

何度も協議をしました

 

ただその時私が思ったことは

「関西枠1って何よ?」

でした

そこで私はスタッフにこう言いました

「7人で良いんじゃない?」

スタッフが

「どうしてですか?」

と聞いてきたので

私はすかさず

 

「本読む人だから。紙(=神)セブンってことで」

 

あのオヤジギャグは

ここから生まれたわけです

 

松尾さんが

「この朗読、山﨑さん大変なんじゃ」

と心配していた朗読がありました

 

そのことをZoomで山﨑さんに言うと

「ん~、もし大変だったら岡村さんに連絡します」

と言って

数日後

データが送られてきました

 

そのデータは

非常に完成度の高いものでしたが

それ以上に驚いたのは

そのデータが送られてきた日付が

なんと山﨑さんのお誕生日の夜だったのです

 

申し訳ない気持ちと感動で

胸いっぱいになったことを

覚えています



 

上石彩蓮さん(首都圏枠)

 

前のブログでもお話ししましたが

オーディションの募集締め切り前に

当確が決まっていました

 

当初考えていた

「朗読むすめ」のイメージ通りの方でした

 

勉強熱心で、飲み込みが早く

もちろん朗読もお上手です

 

読み合わせなどで

私がほとんどダメ出しをしないので

「本人がこれでいいのかと悩んでいる」と

他のメンバーから聞きました

 

その答えはこれです

イメージに合っているのです

イメージはすべての技量に優先します

 

ただ今年は

私も心を鬼にして

ダメ出しをしていきたいと考えております

 

『平家物語』の男役のセリフには

青木さん・島田さんが

ノックアウトされていました

今年の活躍にも期待しております



 

曽根さとみさん(首都圏枠)

 

本当に不思議な方です

 

一度収録の現場に

立ち会わせて頂いたことが

あるのですが

その時正直あまり

お上手だとは思いませんでした

 

多言語を使い分ける才女ということで

スタッフの河村などが強く押したのが

合格の決め手だったので

 

正直「人選を間違ったかな」

と思いました

 

しかし納品された音声を聞いて驚きました

動画と組み合わせた時に

声がちょうど良いのです

驚くほどしっくりくるのです

おそらくこれは

天性のものだと思います

 

お目にかかったとき

収録の現場には

確か古着のジャージといった

カジュアルな格好で

いらっしゃていたのですが

ジャージでありながら

お召し物のセンスが

とても良いなと思いました

コートの裏地のセンスの良さに驚きました

 

決して前に出て…

というタイプではないですが

皆さんからも慕われているようで

いらっしゃるだけで場が締まるといった

イメージの方です

 

これからも色々なタイプの

朗読をお願いしようと思っており

今から楽しみです


 

島田優理子さん(朗読むすめプラス)

 

前にもブログでお話ししましたように

朗読むすめは

私の代わりに朗読してくれる人と

私の番組を回してくれる人を探していました

 

島田さんはまさしく後者でした

 

私自身Zoomでの面接をしながら

「この方にどういう番組をやっていただこう」

ということばかり考えていました

 

それほどイメージにピッタリの方でした

Zoomでの面接のため

他の審査員も遠隔です

 

私が審査員の中山さんに

「島田さんパーソナリティーだよね」って

メールを送ろうとした瞬間

中山さんから

「パーソナリティにピッタリだと思いました」

というメールが届いたので驚きました

 

ですから上石さんと

ほぼ同じくらい早く

当確が決まっておりました

 

当初は

朗読むすめプラスには

朗読はさせない予定でした

 

でも、立ち上げで人手が足らず

急遽朗読をお願いしたところ

とても上手いのです

 

パーソナリティーのことで

頭がいっぱいになって

面接の時

ちゃんと朗読を聞いていなかったのかな?

と思ったほどです

 

後から知ったのですが

白樺派を中心とした

文学がお好きのとのことで

 

やはり子どもの頃から

本に親しんでいらっしゃる方は

本を読む勘所がわかっているのだな

と感心いたしました

 

今では

朗読むすめプラスの皆さんも

貴重な戦力です

 

青木さんとともに

一番の功労者と言っても

誰も異論はないでしょう

 

落ち着いているようにみえて

意外にせっかちさんで、

すみっコぐらしのねこちゃんのように

あたふたされるのが

面白いです



 

青木めぐさん(朗読むすめプラス)

 

奇跡です

 

パーソナリティは

元々、別の方がなさる予定でした

 

島田さんには

その人の名前が入った

企画書を送ったくらいでした

 

しかし配信をZoomでおこなうと伝えると

通信環境の問題を理由に

その方から直前に

辞退の連絡が入ってしまいました

 

その次の日が

青木さんの面接でした

 

面接直後の

中山さんのメールは

「先生良かったですね。青木さん、先生がいじりやすいと思います」

とのことでした

もちろん

パーソナリティーとしての評価です

 

実は青木さんの面接の段階では

紙セブンはほぼ決まっていたので

「パーソナリティの空き」

という事態に陥らなければ

青木さんとは

それっきりになっていたことでしょう

 

それなのに

配信はもちろん

様々な収録のサポートや

日経BPさんの撮影では

技術スタッフとしても演者としても

八面六臂で頑張ってくださいました

 

ムードメーカーでありながらも

実はものすごく繊細なお心の持ち主なので

盛り上げながらも

上手にメンバーを

まとめてくださっていて

本当に頭の下がる思いです

 

しかも

いざ朗読させてみると

島田さん同様

とてもお上手で

本当にメンバーになってくれてありがとう

と心から言いたい方です


 

後から入ってきた皆さんの通信簿は

次回の通信簿の時に

つけさせていただきたいと思います


 

「演者に極力会わない仕掛け人」

ということで

少し的外れなことも

書いてるかもしれませんが

私が皆さんに通信簿を

つけるとしたら

こんな感じです

 

昨年は本当にありがとう

今年もよろしくお願いします

 

やっと振り返りが終わったので

2022年に向かって走り出せます

 

金谷俊一郎