4月17日にかなや放送を始めたのですが

私自身 YouTube と言われても

Netflix とかとどう違うかも

わからないようなネット音痴でした

 

そのため最初は 

YouTube を手がけていらっしゃる方に

お願いして立ち上げを行いました

 

最初のうちは

30周年の恩返しという気持ちで

一心に頑張ってまいりましたが

少し経つうちに

行き詰まりを感じてきました

 

まず私自身

テレビでも「第3のポジション」を

気に入っていたように

自分ですべてを回していくということが

どうも苦手だなと思いました

 

これはメンバーの青木からも

「先生の返し雑」

とことあるごとに言われていることからも

お分かりかと存じます

雑にやっているわけではないのです

苦手なだけなのです

 

でもマイクの前で話すのはとても大好きです

手前味噌で恐縮ですが

色々な方から

「金谷さんはラジオ向きだね」

という褒めの言葉をいただきます

 

ただ

一人で全てを回していく

というタイプではないのかなと思いました

一人でマイクを持って話すことに

正直限界を感じていました

 

あと立ち上げをお願いしている方との

方向性にも相違を感じてまいりました

とはいっても

その立ち上げをお願いした方が

悪いわけではありません

悪いのはすべて私です

 

立ち上げをお願いした方は

私の YouTube のアクセスが増え

チャンネル登録者数が増えることを考えて

良かれと思って提案しています

 

しかし私にとっては

そのことが非常にストレスでした

例えば

「私が東進さん辞めない理由」とか

「実況中継となぜと流れがわかる本どっちがいい」

といったものはその方の提案です

アクセスはいくのかもしれませんが

私自身はこのようなことをやって

目立ちたいとは一切思っていませんでした

 

立ち上げをお願いした方は

どんどんと私のチャンネルのアクセスや

登録者数を増やす提案をしてきます

「年収公開」とか「予備校講師ここだけトーク」

といったような企画を

どんどんと提案してきます

 

私は YouTube で

ご飯を食べて行こうとは思っていません

ですから

これは方向性が違うのかなと思い

その方に YouTube の作成をお願いする事を

お断り致しました

 

もちろんこれはただのわがままです

一方的に私の責に帰すところです

おそらく正解は

その方のおっしゃっていたことを

やることなのでしょう

 

でも私は

「これでは30周年記念事業ではない」と考えて

全面的にリニューアルをすることを決断いたしました

 

その時に考えたことは二つです

一つは

私のトークを回してくれる人を起用すること

もう一つは

私の著書を使ってくださってる方に対して

学習補助となるような動画を提供することでした

 

私自身

アナウンスの勉強や声優さんの勉強などを

したわけではありません

ですから

講義には自信がありますが

原稿を読み上げたり朗読することは

苦手だと感じました

 

そのことは数年前

『金谷の日本史 なぜと流れがわかる本』(東進ブックス)の

音声収録をした時に

強く感じました

 

「柳田国男」がどうしても

言えないのです

授業では

「読みはこうだからね」

と提示しながら

なんとか理解してもらっていますが

自分で

マイクの前に立って読むとなると

全く勝手が違います

 

それに私の声は

講義やテレビなどで散々聞かされております

もうお腹いっぱいなのかなとも思いました

 

ですから私の代わりに読んでくれる方

そして

私の番組を回してくれる方

ということで

「朗読むすめ」を募集しました

 

何かこのままだと

年を跨ぎそうな気がするのですが

朗読むすめのオーディションや

朗読むすめのメンバーについては

次回になりそうです。

 

出来る限り年内に

続きをお話ししたいと思います


 

金谷俊一郎