今年は
4月の17日
講師生活30周年を迎えることになる
節目の年でございました
元々は有志の皆さんで
30周年記念パーティーをホテルで
もよおしてくださる予定でしたが、
それもコロナの影響でなくなり
どうしたものかと思っている時に
「かなや放送」の立ち上げを
思いつきました
30周年記念パーティーというのは
あくまでも
「私が祝われる立場」
ということになります
私が30年も続けてこれたのは
周りのみなさんのおかげです
もちろん私も努力はしましたが
周りの皆さんの後押しがなければ
30年も続けることは
できなかったことでしょう
ですから
「私が祝われる立場ではない、私が恩返しをする立場だ」
という結論に至ったわけです
私が恩返しする相手というとたくさんいます
出版社の皆様
テレビ関係の皆様
各地の講演会を主催なさってる自治体の皆様
たくさんいらっしゃいますが
もちろん一番大恩あるのは
私に30年も教壇に立ち続けることを許してくださった
東進さんです
そして
その東進さんと並ぶくらいに
大恩のあるのが
私の講義を受講してくれた皆様
そして私の著書を使ってくださった皆様
と考えました
東進さんへの恩返しは
日々、品質の高い講義を提供することによって
お返しするという結論に至りました
この恩返しは、
おごることなく
淡々とかつ緻密に
講義を提供していくことに尽きると思います
次に
私の講義を受講してくださった皆様
並びに私の著書を使ってくださった皆様
に対する恩返しとして何ができるかなと考えたとき
思ったことが
「私と皆様との距離があまりにも遠いのではないのか」
ということでした
私は一般的な授業をしているわけではありません
映像授業という形で
直接皆様のお顔を拝見することはできません
また私の著書を読んでくださっている皆様に対しても
直接何かして差し上げることはできません
時々電車に乗っていて
私の著書を使ってくださっている
受験生の皆さんを見ることはありますが
さすがにそこで声をかけるわけにもいきませんので
やはり直接恩返しをすることができないと思いました
また
授業の受け方や参考書の使い方などで
私が意図しているものとは異なったやり方をしている方も
非常に多いと感じました
そしてそれによって成績が上がっていない人がいることも
いつもいつも心苦しく思っておりました
「このように授業を活かしてもらえればいいのに」
「このように私の著書を使ってくれればいいのに」
と歯がゆい思いばかりしておりました
ただ歯がゆい思いをしても
直接皆様に私の意見を届けることは
なかなか出来ません
その時に思いついたのが
YouTube による発信でした
YouTube を使って
皆さんに私の著書の使い方や
私の講義の生かし方などを
直接伝えることができればと
思ったわけです
またライブ配信というものがあることも知りました
これを使って
直接皆さんと質問のやりとりなどができれば良いな
そう思って YouTube を始めました
ですから私の YouTube チャンネルは
多くのアクセスを稼ごうという観点では作られていません
私は YouTuber ではございません
本業でしっかりと稼いでいかなければと考えています
ですからこちらの内容につきましては
皆さんが見たいと思うものではなく
「必要な人にとって必要なもの」
ということを心がけているわけです
そのような中で
「朗読むすめ」が生まれたわけですが
こちらの経緯については
次回お話しさせていただきたいと思います
金谷俊一郎