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合格体験記のシリーズを始めてからアクセスがものすごく上がっております。

 

より皆さんに有益な情報をお届けしていくよう頑張って参ります。

 

今日は同志社大学商学部に合格された方の合格報告です。

 

日本史が好きなのになかなか日本史の成績が上がらないというよくある悩みについての解答があると思いましたので紹介いたします。

 

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東進衛星予備校で2年生の春から先生のスタンダード日本史を受講していました。

 

先日第一志望である同志社大学商学部の合格発表があり無事合格しておりました。

 

前年より志願者数が500名ほど増えておりとても心配でしたが何とか合格出来て良かったです。 

 

私は中学生の頃から日本史は好きなもののなかなか点数をとることが難しく苦労して来ました。

 

高校でも同じようになると思い金谷先生の授業を受けることを決意しました。

 

先生の授業、板書は流れを理解することができ、知識の早期定着に繋がりました。

 

また日本史をますます面白い科目と感じることも出来ました。 

 

本当に先生には感謝してもしきれません。ありがとうございました。

 

授業でのノートやテキストは大切に持っておこうと思います。 

 

本当にありがとうございました。 

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合格おめでとうございます。

 

そして合格の報告ありがとうございます。

 

同志社大学商学部の希望で志願者が500名も増えると焦りますよね。

 

高校の1学年を超える人数ですから。

 

でも志願者が爆発的に増えるということは、その大学や学部が何か大きな特徴でも打ち出さない限り、難易度の上昇にはそんなに繋がらないものです。

 

むしろ「ここなら受かるんじゃないか」と思って受けた方が増えただけで、成績の上位層が爆発的に増えたというわけではないことがほとんどです。

 

それでもやはり志願者が増えるということは1点2点の得点で大どんでん返しが起こってしまうことも多いので、やはりしっかりと実力をつけてくれた結果だと思います。

 

その辺りは自信を持ってください。

 

 

今日の本題は、

 

「日本史が好きなのに日本史の成績がなかなか伸びない」ということです。

 

これは非常によく聞きます。

 

やはり日本史は面白いのです。

 

面白いからこそドラマや映画やアニメなどに日本史を題材としたものが用いられるのです。

 

でも多くの方が面白いけど覚える量が多いからとか言った理由で日本史を選択しないパターンが多いです。

 

日本史が嫌いなら日本史を選択しなくても良いでしょう。

 

でもせっかく日本史を面白いと思ってくれている方が日本史を諦めるっていうのは最も悲しいことです。

 

 

ここで重要なことは

 

「エンタメの日本史だけでは日本史の成績は上がらない」ということです。

 

感動するエピソードや人間ドラマをいくら覚えても日本史の成績は上がりません。

 

だからといってつまらないことをする必要はないのです。

 

感動するエピソードや人間ドラマは言い換えると断片的な知識です。

 

その断片的な知識をつなげていく必要があるわけです。

 

その「つなぎ」に当たるのが「流れ」です。

 

「流れ」を掴むことによって断片的な知識をストーリーとしてつなげていけば、日本史を体系的に理解することができ、日本史の成績を伸ばすことができるわけです。

 

 

大人の方で歴史が好きで、例えば戦国武将のことについて詳しく知っている方でも、歴史を体系的・俯瞰的に捉えて頭に入れているかと言うとそうでもない方が意外に多いものです。

 

そういう方はよくおっしゃいます

 

「学生時代の歴史の授業は暗記ばっかりだったから好きじゃなかった」と。

 

私はこれに対して異を唱えます。

 

高等学校の日本史の授業は断片的になっている知識を体系的に捉えていく段階であると考えます。

 

その体系的に捉えるという作業をしていないと、「暗記ばっかりでつまらないもの」となってしまうのでしょう。

 

日本史を俯瞰的に捉え、体系的に学んでいけば、大学受験で必要な量の用語が覚えられるようになるわけです。

 

高校受験までは正直丸暗記でも何とかなったかもしれません。

 

大学受験の日本史の量が丸暗記で通用しない量であるというのは言い換えると

 

「体系的に学んで下さい。体系的に学べばこれだけ覚えることも可能ですよ」

 

というメッセージでもあると考えます。

 

 

「流れ」というのは因果関係です。

 

因果関係には必然性が生じます。

 

それを私は歴史的必然性と呼んでおります。

 

この歴史的必然性が分かってくると「なるほど」という感覚になり、歴史が染み込んでいくのです。

 

そしてその感動の量がさらに歴史を楽しくしていくというわけなのです。

 

私の『日本史 なぜと流れがわかる本』でもある程度の流れを再現をしておりますが、やはり本のページには限界があります。

 

ここは授業に敵うものはないと考えております。

 

流れがつかめる授業を受けることで、体系的に学習してください。

 

ちなみに『日本史なぜと流れがわかる本』は、それを補完するものとして使っていただければと思います。

 

 


 

授業の前や授業の後に該当する部分を読んで理解を深めてください。

 

私自身『なぜと流れがわかる本』は、私の授業を受けてくださった生徒さんが、授業の前の予習と授業のあとの確認に使って頂きたいと思って執筆しました。

 

授業を受ける時も「どこが入試に出るのか、どこが定期テストに出るのか」を聞き取る学習ではなく、因果関係を掴みながら体系的に学ぶという姿勢で受けてもらうと効果が上がると思います。