いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
本日は早稲田大学教育学部に合格された方の合格報告です。
共通テストで満点だったということでとても嬉しかったです。
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早稲田大学教育学部に合格することができました。
また、共通テストの日本史では満点を取ることもできました。
金谷先生には通期講座、講習講座、過去問演習講座など様々な場面でお世話になりましたが、どの授業も本当に面白く、いつも楽しく受けさせてもらいました。
東進に入るまで正直歴史が苦手だった私を、ここまで伸ばして頂いたこと、本当に感謝しています。
大学でも日本史の勉強を続け、より深いレベルの学習をしていけたらと思います。
本当にありがとうございました
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合格おめでとうございます。
また合格の報告いただきありがとうございます。
共通テストの日本史で満点を取ったということで、自分のことのように嬉しいです。
しかも日本史がもともと苦手だったということなので、本当に努力されたのだなと思います。
共通テストについては2021年度初めて実施されたものです。
2回ほど試行調査というテストが行われましたが、あくまでもこれは試行調査というもので、実際蓋を開けてみると試行調査とはかなり違った問題が出題されました。
つまり過去問のない問題にどう対応していくかということが重要になったわけです。
過去問のない問題というのは少ないですが、傾向が突然変わるということはよくあることです。
共通テストの直前には、共通テストがどのようなものかわからず不安を抱く受験生の声を本当によく聞きました。
しかし実際に蓋を開けてみると、このような形で多くの方から高得点の報告をいただきます。
もちろんその裏には高得点を取らなかった方もいらっしゃるのかもしれませんが、高得点を取れた方はたまたま高得点が取れたというわけではないと考えます。
このように傾向が変わってもしっかりと高得点が取れるようにするためには何をするべきなのか。
それは日本史という教科の本質を理解し、その本質に基づいた学習をするということです。
以前のブログでも話しましたが日本史の試験は皆さんの記憶力を試すものではなく、日本史の理解力を試すものです。
傾向が変わって用語の量が増えるといったことは、あまりありません。
特に共通テストになって以降、日本史の用語の丸暗記偏重主義に対する批判から、用語の暗記に偏った出題というのは見られなくなってきています。
ですから傾向が変わることに対応するため用語の空きを増やす必要は全くないということなのです。
出題者はいかに日本史の理解力を問うテストになるかということを考えながら問題を作っています。
ですからそれに対応するためには日本史の理解力を高めるということになります。
日本史の理解力を高めるために一番重要なものは、「なぜと流れ」です。
つまり歴史的因果関係と事件の発生の必然性を理解することです。
自然現象にメカニズムがあるの同様に、人間の行動にもメカニズムがあります。
人間は脳で考え行動するため理にかなった行動を行う傾向があります。
ですからその「理にかなった」の部分を理解すれば、なぜこの行動が起きるのか、次にどのような行動が予想されるのかということが分かってくるのです。
私自身も講義の中で、「次にどうなったと思いますか?」という問いかけを度々いたします。
最初のうちは「まだ習っていないのだからわかるわけないじゃないか」と言った顔を皆さんされますが、何回も繰り返しているうちに「もしかしたら次はこうなるんではないか」という推測ができるようになってきます。
これこそ日本史を理解する頭の働かせ方ができてきているという証拠です。
私の授業では、皆さんがこのような形で頭を働かせられるようになることを想定してプログラムを組み立てております。
もちろん推測することは目標ではありません。
ただ推測と自分が習った知識を重ねることによって理解を深めるという効果はあります。
1990年代に映像で授業を行うという話が来た時、先生方の中には映像で授業を発表することによって「自分のネタが外部に漏れる」ということで映像授業に積極的でない先生も多くいらっしゃいました。
もちろんこのことに異論を唱えるつもりはありません。
ただ私は、「授業の表面上の字面をなぞっても、今言った本質的な部分を取り入れない限り、真似をされてもし支障がない」と判断し映像授業を受諾することにいたしました。
私の文章を真似しても同じような授業にならないのはそれが理由です。
むしろ私の授業を受講してくれる生徒さんが多くなるというメリットを優先致しました。
少し余談になってしまいましたが、論述対策や正誤判定問題対策といった対策は必要ですが、本質はひとつです。
日本史をしっかりと理解しながら着実に一つずつ進めていくこと。
それを進めていけばどのように傾向が変わろうとも臆することなく自らの実力を出すことができると考えております。
私の考えておりますポリシーを具現化してくださったということで本当に嬉しかったです。
合格の報告本当にありがとうございました。
改めて合格おめでとうございます。
金谷俊一郎