いつもご覧いただきありがとうございます。

 

今回は名古屋市立大学医学部医学科の方からの合格報告です。

 

予備校さんなどの合格体験記では、医学部合格の方の日本史に関する合格体験記がのることはまずないので、医学部を受験の皆さん並びに理系の皆さんの参考になるかと思いまして掲載させていただきました。

 

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金谷先生の講義を聞いたおかげで、共通テストの日本史で満足できる点数をとれ、名古屋市立大学医学部医学科に共通テストを課す推薦で合格できました。 

先生の講義はとても分かりやすく、面白くてとても良かったです。 

本当にありがとうございました

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合格おめでとうございます。

 

合格の報告本当に嬉しいです。

 

国公立大学の医学部に推薦で合格できるほどの得点を共通テストで挙げられたということで、本当に努力なさったのだなと感じました。

 

医学の道に進もうとされている方が日本史を選択し日本の歴史を学ばれたことは非常に嬉しいです。

 

これからも理系の方並びに医学部の方に多く日本史を選択していただきたいと思いまして、こちらのブログを記させていただきます。

 

 

理系の方は共通テストの社会科で地理や政治経済を選択する傾向があります。

 

これについて私は異論はございません。

 

選択教科ですから自分の得意な教科を選択するべきであると考えます。

 

ただ同時に多くの理系の受験生からこのような声を聞きます

 

「日本史は嫌いじゃないんだけど、勉強する内容が多くて共通テストでは不利だから、地理や政治経済を選択した」

 

この意見については私個人と致しましては異論を唱えたいと思います。

 

 

共通テストのような公的機関が作成したテストにおいて、この教科の方が有利この教科の方が不利といったものは存在しないと考えます。

 

ですから自分に興味がある教科を選択することが一番と考えます。

 

また日本史に関しては小学校の頃からある程度の学習をしている教科です。

 

つまり今までの蓄積というものが他の教科に比べて多い科目であると言えます。

 

他の教科を選択した場合、ほぼ一からのスタートとなってしまい、その教科が好きだとかその教科が得意だと言ったことがない限り、一からの勉強を行うという結果になってしまいます。

 

ですからそういう方に関しては理系の方でも日本史を選択することをお勧めしたいと考えております。

 

 

日本史を暗記教科と考えただ用語を覚えるだけの勉強だという形で日常学習を行うようでしたら、日本史を選択することは不利かもしれません。

 

しかし共通テストに関しては、暗記を要求いたしません。

 

共通テストには空所補充問題もありませんし年号を答えさせる問題もありません。

 

用語を答える問題はあるにはありますが、それらについても2択問題となっており、候補になる選択肢は解答用紙に予め書かれています。

 

ですから用語を見てその用語がどういうものであるかということを理解していれば、丸暗記などをしなくても解けるようになっているのです。

 

もちろん私立大学や国公立大学二次で日本史を受験される場合でしたらある程度の用語の暗記は必要かもしれませんが、理系の方の場合そのようなことを考える必要はありませんよね。

 

センター試験の頃はまだ少し暗記の要素がありましたが、共通テストによって暗記の要素がほぼ消えました。

 

このことは理系の方や共通テストだけで日本史が必要な方にとっては大きな追い風であると考えます。

 

 

今までの用語を暗記する学習ではなく、授業を受けながら一つ一つの用語について理解して納得するという態度をとってもらえれば、日本史が嫌いというわけでなければ、共通テストでの高得点は、他の選択教科よりも楽に高得点を取ることが可能であると考えます。

 

むしろ理解して頭に入れるとか納得して頭に入れるといった論理的な学習ができる点で理系向きなのではないかと考えます。

 

共通テストになったことをきっかけに、多くの理系の方や共通テストだけで地歴公民が必要な方が日本史を選択してくれればと思っております。

 

 

理系の方が自国の歴史を知り、自国の発展のために活躍してくれる人が多く出てきてくれることを切に願っております。

 

これこそが日本の発展の鍵ではないかと思います。

 

金谷俊一郎