昨年度よりは若干易化か。

手塚治虫さんの漫画や、古文書などもならび、

ビジュアル的に楽しい問題。


ここ数年の用語の暗記に偏った出題が減少し、

センター試験本来の姿に戻った良問が揃う。


史料問題やグラフ問題も多く、

しかも史料やグラフの解読を必要とする問題で、

史料やグラフが単なる「飾り」になっておらず良かった。


時代順に並べかえる問題と、

用語の組み合わせ問題が増加傾向。


昨年同様、年号の暗記は必要とされなかった。

第1問の問6のように、

一見年号の暗記を要求しているかのようにみえる問題も、

年号を暗記していなくても解けるように工夫されており、

苦心の跡がみえる。


例年、難しめの第5問が易しかったことと、

第6問の近現代史や、

第1問のテーマ史が例年よりも易しかったこともあり、

おそらくそこが平均点を押し上げるのでは。

もちろん平均点は受験者層の「質」も左右するのだが…